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元モー娘。市井紗耶香の選挙演説・落選を、20年来のファンが熱烈リポート

気になったのが市井紗耶香の表情

市井紗耶香

「遊説初期はこの表情で頷き続けるマシンと化していた」(筆者談)

 気になったのが市井紗耶香の表情。なんか学校の体育教師や会社の上司にでたらめに叱られているときみたいな顔してる! 悲壮感と頑張りがないまぜになってテンパっているであろう顔。モーニング娘。卒業後のイベントで何度も見た顔だ。  市井紗耶香と言えば、プッチモニ。での破顔大笑をイメージする人は多いだろうが、プレッシャーがかかると表情の引き出しが激減して、眉を寄せたまま何となく頷き続ける姿を見るのがモー娘。卒業後のお決まり。ファンも居たたまれなくするパワーがある立ち姿だ。だいたいこの表情を見せたら半年後に違う世界に飛びたってきたので不安を掻き立てられた。  しかし、数日後の週末の銀座での演説にも足を運んだときには、一つに固まっていた表情にバリエーションが。演説中にも深刻な顔の中に笑顔も交える姿が見られるように急成長を遂げていた。遠くまで目配せし手を振り、握手の時は相手の目線の高さに合わせて膝を折るその姿に、選挙は人を成長させる……! と保護者ヅラしながら感動。それだけで、冷笑的だったスタンスが崩れ、応援してもいいカナとか思えてくるから困ったものだ。  ネット全盛期の今でも、候補者が街頭演説や有権者との顔合わせを重視する理由が実感として理解できた瞬間だった。  演説の内容も、街頭演説を聞き、録音し何度も聞き返した立場から言わせてもらうと至極穏当なもの。保育士の給与アップ待遇アップ、および保育の拡充についてはどれも実現されるべきもので、母親の立場からそれを述べるのも狙いであろう当事者性が十分機能していた。もっとフワフワした演説を予想していただけにこれは予想外で好印象を受けた。  ただし、穏当なぶん「別にこれ、立憲民主党じゃなくてもいいよね」という大問題にぶつからざるを得ないのも事実だろう。
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ついに迎えた参院選投票日当日
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