更新日:2023年03月28日 10:51
エンタメ

元モー娘。市井紗耶香の選挙演説・落選を、20年来のファンが熱烈リポート

ついに迎えた参院選投票日当日

 まあ、筆者にとって市井紗耶香と立憲民主党では市井紗耶香のほうがプライオリティが高いため「市井ちゃんには青が似合うから立憲民主党いいじゃない。青い選挙カーの女だよね(※青色7『青いスポーツカーの男』)」と脳内処理して乗り越えることにした(ここ数日間で)。
市井紗耶香

「青い選挙カーの女。超かわいい」(筆者談)

 そしてついに迎えた参院選投票日当日。アイドル総選挙を飛び越えての国民投票に(なぜか)挑む市井紗耶香の雄姿を見るべくテレビにかじりつき。  下馬評だと、市井紗耶香の比例区当選の可能性はかなり高いとみられており、筆者は晴れて現役参議院議員のオタにステップアップすることになるのかと戦々恐々。「国会議員になった市井紗耶香を見たいかどうか」と自分に問いかけながら。  投票結果が刻一刻と報道されていくにつれ、市井紗耶香の情勢がどんどん悪くなっていく。それを当選してほしいのかしてほしくないのかわからないまま手に汗だけ握って見守る。

「大事な時にいない」というのは、市井紗耶香っぽい

 恒例の池上彰の選挙特番では、市井紗耶香シフトなんじゃないかと思える議員によるカラオケが披露。池上彰が市井紗耶香を見逃すはずがなく、ピンでのインタビューでの壮絶なイジリは既定路線。今井絵理子の教訓を生かせるのか。……って思ったが本人が出てこない。「まだ当選が決まっていないから現場にいない」とまさかの欠席!   テレビ画面には、市井紗耶香ではなく、閑散としたの事務所の床に束ねたマイクがぽつんと置かれている姿が放映された。政治家候補としてはこれはいただけないが、「大事な時にいない」というのは、市井紗耶香っぽいといえばこれ以上市井紗耶香っぽい言動はない。  山口百恵は、自分で一本のマイクをステージに置いて引退したが、市井紗耶香は、自分が登場しなくてもマイクの束を床に置くことができるのだ。  「街頭演説では、支持者ではなくファンが群がっていました」池上彰が本人不在の中、こういった。しかし、筆者が行った街頭演説ではファンもそんなにいなかったと指摘しておきたい。もし本当に群がっていたのなら、早々に当選確実になっていたハズだ。ハズなんだよ。  そんなこんなで市井紗耶香本人の姿はどこにもないまま開票が進んでいく。落選確定、滑り込み当選の情報が錯綜し、どうやら落選が確定したのは、午前2時ごろ。落選のコメントを待って朝7時まで、Twitterやホームページに張り付いたが、こちらもナシ! 

次点で落選…つまり6年間は可能性がある!

 結局コメントが出たのは2日後……。結果50415票を得て次点落選という結果になった。  とはいえ、鼻の差で次点落選ということは、繰り上げ当選の可能性があるということ。参議院比例区なので、今回当選者の誰かが辞職などをした場合、これから6年間(!)当選の可能性が残っている。これは、結構高い確率で、国民が忘れたころに市井紗耶香議員爆誕の可能性があるということだ。数年後、筆者を含めた国民全員がひっくり返る事態になる可能性、あると思います。  いずれにせよ、筆者の興味は、市井紗耶香はつぎにどこに向かってしまうのかという点にある。その向かう先に自分はついていけるのか。これは、自分の投票が生きたか死んだかの問題ではない。自分がこれからどんな人生を歩まされるのかがかかっているのだ。  これは、筆者にもわからないし、きっと市井紗耶香にもわからない。  ひとまず、ここまでの市井紗耶香選挙観戦記をお読みいただきありがとうございました。市井紗耶香先生の次回作に期待してして見守る役目はまた私にお任せください。また何かありましたらご報告さしあげます。〈取材・文/久保内信行〉
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