更新日:2019年12月09日 16:09
エンタメ

元AV女優・夏目ミュウが、借金返済から経営者になるまで

 6月上旬に発表された「老後資金2000万円問題」。遠い先の話と思わず、今から対策を講じないと、老後を乗り切れないことだけは確か。ならば、どのようなアプローチがあるのか。
夏目ミュウ

夏目ミュウ氏

AV女優から経営者に。波乱から生まれた哲学

 アダルト業界きっての女傑がいる。元AV女優の夏目ミュウ氏だ。その商才はAV界にとどまらず、’18年には性感染症専門クリニックを設立。今年、新たにキッチンカーの仲介ビジネスにも参入した。 「商業施設やイベント主催者と出店者をサイト上でマッチングします。最近はフェスも多く、来年の五輪では飲食店不足が懸念されるため、移動販売車の需要は高まる一方。Wi-Fiスポットとして、また美容院、整体など飲食以外にも応用範囲が広いのも魅力なんです」
キッチンカー

キッチンカーは週末限定で出店する人も多い。「固定店舗のリスクがなく、初期費用は250万円程度なのも魅力」(ミュウ氏)

 力強く新事業の展望を語る彼女だが、その半生は波瀾万丈だった。 「父親が連帯保証人になり、莫大な借金を背負ったんです。AV女優時代は借金を返すことしか考えていなかった。大切なのはお金だけ。人付き合いも希薄でした」
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借金を完済した彼女に新たな転機が
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