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70歳まで働く時代、年金は「長く働き続ける人」が得する?

4月1日から「改正高年齢者雇用安定法」(通称・70歳就業法)が施行される。これによって、いよいよ「70歳まで働き続ける」が常識になる世界が現実味を帯びてきた。70歳まで働く時代とは、「一生お金の不安がつきまとう時代」とも言える。悠々自適な老後生活など夢のまた夢になったサバイバル時代をどう生き延びればいいのか。FPの二人に聞いた。

’22年には年金制度も変わる!「働き続ける人」がより有利に?

70歳まで働く

写真はイメージです(以下同)

 週刊SPA!が会社員200人を対象に行ったアンケート調査でも私生活に関する不安はやはりお金絡みが多い(※下記参照)。最多だった心配事は年金だったが、’22年4月には制度改正が待っている。FPの井内義典氏が解説する。 「新制度は、いずれも長く働く高年齢者を後押しする内容になっています。受給開始する時期の選択肢が広がり、現在は60~70歳なのが、最長75歳までに。仮に75歳まで繰り下げれば、受取額は最大で84%の増額になります。  そして『在職老齢年金』の見直しも大きい。これまで65歳未満の人は、給与が高くなくても年金がカットされましたが、給与等と年金の合計で月額47万円を超えるまでは年金が満額もらえるようになります」  今の40~50代が受給する頃にはさらに変化があるだろうが、目の前の制度改正は押さえておくべきだ。  さらに厚生年金加入のハードルも下がり、「’22年10月と’24年10月の改正でパートや短時間で働く人も加入しやすくなる。今は専業主婦の妻でもパートを始めて厚生年金に加入してもらい、夫婦で受給額を増やす対策は取るべき」。

私生活に関する不安はお金絡み

Q.「定年70歳時代」で私生活における不安は?(複数回答) ①年金受給額が減らされていそう……102人 ②けがや病気など健康上のリスク……82人 ③十分な資産運用ができていない……70人 ④親の介護費用など介護リスク……49人 ⑤自分が介護施設に入る費用負担……44人 ⑥病気や事故に対する保険が手薄……40人 ⑦住宅ローンが60歳以降も残る……39人 ⑧子供の養育費がどんどん増える……31人 ⑨妻や子供など家族との関係悪化……17人 ⑩仕事以外の楽しみが見つからない……14人
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50代以降の「収入の崖」とは
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