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盗撮も…コミケで露見「撮影マナー」問題。コスプレイヤーたちの本音は?

 4日間で約73万人が来場した「コミックマーケット96」。コミケで多くの来場者が楽しみにしているもののひとつに、会場を彩る“コスプレイヤー”たちの存在がある。今回のコミケでも多くのコスプレイヤーたちがカメラマンの撮影に応じる姿が見られた。しかし、その裏で「撮影マナー」をめぐって問題が浮き彫りになった。いま、SNSでは議論が起きている。
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カメラマンの撮影マナーをめぐってSNS上で議論が勃発(※画像はイメージです)

 コスプレイヤーとカメラマンの撮影について、公式のルールではどのように定められているのか。そして、コスプレイヤーたち自身はどのような撮影を望んでいるのだろうか。現場では“暗黙のルール”も存在するという。

コミケ公式サイトでルールが定められているが…

 中国人のコスプレイヤーが多くのカメラマンに取り囲まれ、もみくちゃになってしまい、さらには至近距離やローアングルで撮影された。その様子はSNSで拡散され、テレビなどでも大きなニュースとして取り上げられた。  撮影されることを快諾してくれるコスプレイヤーとはいえ、無断でスカートの中などを盗撮することは言語道断、場合によっては犯罪にもなりうる。  今回、どのような経緯で1人のコスプレイヤーに多くのカメラマンが殺到してしまったのか詳細は不明だ。しかし、公式のルールでは定められないことも多いだけに、コスプレイヤーとカメラマン双方がコミュニケーションに気を使わなければいけないだろう。  近年はカメラの性能が良くなっていること、そしてネットの普及に伴い、意図せず性的な写真を撮影され無許可でSNSへ掲載されてしまう恐れもある。しかし、公式側としても、どこまでをルール化すべきか難しい問題だ。  今回の「コミックマーケット96」でのコスプレイヤーの撮影については、「コミックマーケット公式サイト」の「コスプレ&コスプレ撮影 サポートページ」には以下のように記載されていた。 「撮影する際に被写体となる個人が識別できる場合、必ずその方に許可を貰ってから撮影してください」 「次のような迷惑行為はいやがられる方もいます。被写体の方や周囲の迷惑とならないよう、気を配ってください・一人の人を長時間撮影する ・多人数の撮影者で取り囲む ・ポーズの強要する ・極度なローアングルから撮影する ・胸やおしりや局部などをアップで撮影する ・勝手にネットや雑誌に載せる ・しつこく連絡先をたずねたりつきまとったりする  これはあくまで最低限のものであり、これ以外のことは何をしてもいいというわけではもちろんない。

“暗黙のルール”も複数ある

 たとえば、公式としてルールを定めているわけではないものの、 「撮影列の一番後ろに並んでいる人が後ろを向いている場合は“列切り”の合図」 「撮影は1人2~3分まで」 「互いのSNSのアカウントを書いた名刺を交換するとスムーズ」  など、コスプレイヤーとカメラマンの間で「暗黙のルール」として知られるものも複数ある。  公式ルールは厳守すべきだが、コミケで撮影に初めて参加する場合に暗黙のルールを全て把握することは難しいかもしれない。しかし大切なのは互いのコミュニケーションをしっかりとることではないだろうか。「ルールでは近づきすぎてはいけないとは決められていないので」ではなく、「相手の立場だったらどうか?」の視点は忘れてはいけない。コスプレイヤーたちはフィギュアではないからだ。
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コスプレイヤーたちの本音
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