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誘拐犯に間違えられた夫が傷ついている時にできること/犬山紙子

「徹底的に夫をねぎらいたい」

 さて、こんな時妻はどうするか。もう愛情で夫をサポートするしかありません。夫が娘のイヤイヤに対応しても「悪いことは起こらない」、むしろ「良いことが起こる」くらいの印象転換をちょっとでもできたらいい。この件について徹底的に夫をねぎらいたい。でも、私は日頃から夫に「うざい」と言われるくらい愛情表現しているので、「これ以上さらにしても」という感じでもあり……。  そうなると、ここはハロプロの力を借りるしかありません。夫も私もハロプロが大好きなのですが、夫の応援の仕方は「メンバーが幸せになるように」という気持ちのもと「それ仕事か?」と突っ込みたくなるほどの熱量と愛があるので、同じオタクとしては尊敬しているんですね。  アイドルが好きっていうと「未熟な人」と捉えられがちですが、それは大間違いです。私個人の見解ですが、アイドルは「傷ついて逃げ場が必要な人に与えられた聖域」のようなものかなと。傷ついた時に逃げ込める聖域で、そこで元気の源をもらうと。薬のようなものなんですよね。  人間、誰しも傷ついていて、その癒し方は千差万別。山に登る人もいれば絵を描く人もいて、アイドルを応援する人もいる。そして、アイドルを応援して元気になったら、今度はまた応援でアイドルに元気を返す。  もちろんアイドルが抱える問題もたくさんあるので、今のアイドルの在り方すべてが素晴らしい!と断言はできません。でも、頑張っている人を応援することは「元気をもらう」ことなんですよ。応援に使ったポジティブな言葉って自分に跳ね返ってポジティブな状態にしてくれるので。  つーわけで夫! ハロプロのライブに思う存分行ってきてください、多分それが元気の近道だから。ハロプロいつもありがとう。〈文/犬山紙子 イラスト/劔樹人〉
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すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある

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