運動会の“場所取り合戦”に平均3時間…父親たちのただならぬ熱意「かけっこの一等賞より家族は喜ぶ」
小学校の年中行事の一大イベントといえば「秋の運動会」であることは今も昔も変わりません。娘、息子の年に一度の晴れ舞台であると同時に、年々成長していく子供たちの姿を間近に見れるとあって、「より、いい場所で堪能したい」と思う親御さんは多いことでしょう。そんな思いが募ってか、運動会の場所取り合戦は年々激化の一途を辿っているというのです。
そして、場所取りの役を担うのは圧倒的に父親が多いということは、「今年の運動会の場所取りに並ぶ予定の小学生のご子息を持つ父親100人」を対象にした、Q1のアンケート結果を見れば一目瞭然です。
Q1 今年の運動会、場所取りに並ぶのは父親と母親、どっちの予定?
父親 83人
母親 14人
一緒に並ぶ 3人
実に8割以上のご家庭が、「並ぶのは父親の仕事」といわんばかりの偏りです。運動会の場所取りは、“父親たちの運動会前哨戦”といっても過言ではないでしょう。
また、「一緒に並ぶ」が極端に少ない点も目につきます。お母さんはお弁当作り、お父さんは場所取りと、家事育児に夫婦同時参入が当たり前となった昨今でも、しっかり分業化されている様子が伺えます。
さて。場所取りは年々激化の一途と冒頭で申し上げましたが、実際、どれくらい長時間並ぶのかは、Q2をご覧ください。
Q2 今年の運動会、どれくらい並ぶ予定?
・10時間以上前から待つ 2人
・7時間以上10時間未満 7人
・5時間以上7時間未満 11人
・3時間以上5時間未満 19人
・1時間以上3時間未満 30人
・30分以上1時間未満 18人
・30分未満 13人
「10時間以上」を10時間、「30分未満」を0.25時間、「7時間以上10時間未満」を8.5時間として人数を掛け合わせた、非常にざっくりとした計算によると、平均は約2.98時間。5時間以上並ぶのが全体の2割というのも驚きですが、昭和の伝説的社会現象となった「ドラクエ3発売日の長時間行列」を経験したお父さん世代にとっては屁のカッパといったところでしょうか。早速、その理由を見ていきましょう。
「タープテントが張りやすく、競技もよく見れる場所を取りたい。地区別でエリアが決まっているので、エリア間の争奪戦が激しい」(38歳・栃木県)
「ビデオを撮りやすい位置を探すのには、とにかく時間がかかるんです!」(35歳・奈良県)
「小1の息子の初めての運動会。自分の子供が学年別挨拶の代表に選ばれたので良い席で見たいので」(32歳・山口県)
「校庭が狭いのに生徒数が多いので、並ばないとお昼に子供とお弁当を食べる場所がない」(千葉県・40歳)
「親戚なども集まるので、広い場所が必要」(東京都・42歳)

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