なんでも野球で例える「野球用語おじさん」がウザい。実のないアドバイスに辟易…
言葉遣いが多様化している現代社会。強く怒りを感じるほどではないが、なんだか胸がザワつく……そんな“モヤっとする言葉”と、みなさんも日常的に対峙しているのでは? 私たちはどんな言葉に、なぜモヤっとするのか。その真相に迫ってみた。
なぜか世の中に一定数存在する、何でも野球用語に例える「野球用語おじさん」。上司がそのタイプで困っている人もいるのでは?
「例えば『長打を狙わずヒットを狙え』なら『着実に進めろってことか』と推測できますが、『ライン際を狙っていこう』とか『ここでタッチアップだ』とか言われてもよくわからないですよね。いずれにせよ、アドバイスに具体性がないのが困ったところです」とは、コラムニストの石原壮一郎氏。
「きっと彼らは少年の頃から野球ファンで、中畑とか清原とか桑田とかに熱狂していた高揚感を忘れられないんですよ。だから、基本的に単調でドラマティックな要素のない仕事の場に野球を持ち込み、自分の人生を彩っているのでは」と、その心理を分析する。
一方で、具体的なアドバイスが思いつかないゆえの“逃げ”に使っている面もあると石原氏は推測。
「『着実な方法で結果を出せ』と言ったら『着実な方法とは?』と返されるかもしれないけど、『そこはバントで』と言えば『バントとは?』と返されることはあまりない。満足げに放たれる野球例え話って掘り下げにくいんです」
実のないアドバイスに辟易する「野球用語おじさん」への対処法
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