恋愛・結婚

彼女が複数人の社長と浮気…事実を知った彼氏の“カネに物を言わす”復讐劇

社長だからこそできた復讐劇

「こんな女のために長年付き合っていた彼女を振ってしまった。自分も悪かったとはいえ本当に後悔しました。そして、自分の友人とも言える社長たちと関係を持っていたことも、ひどく僕の自尊心を傷つけました。朱里さんへの報復を決意しましたね。他の社長たちに、朱里さんと自分との関係、そして数股はかけているということを教えました。 家庭裁判所 そして、僕は朱里さんを家庭裁判で訴えることにしました。別にお金がほしかったわけではありません。結婚もしていない間柄で、裁判で勝訴できるとは思っていませんでした。ただ、彼女の名誉を傷つけたかった。僕の傷跡を、彼女の人生に残してやりたかったんです」  普通、勝訴の見込みがない裁判をする人間はいないが、そんな無意味な裁判にカネをつぎ込むことができたのは、川田さんが高所得な社長だったからに他ならない。  朱里さんはカネ目当てで社長職の男性ばかり狙っていたのだろうが、その趣味が仇となった形である。 「結局、損害賠償は発生しませんでした。こんな復讐、情けないと思われるでしょうが、彼女が悪いんですから仕方ないですよ」  社長だからといって、懐だけでなく心に余裕を持つ人ばかりではないことを、朱里さんは身をもって学んだはずだ。<取材・文/ミクニシオリ>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
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