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「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」の真意とは?

人を動かすのは原風景の中の言葉

 人間には心を揺さぶられた原風景というものがある。そして、その原風景に基づいて自分の人生を生きる。自分を動かし、相手を動かすのは、そうした原風景の中にある、肌ざわりのある言葉だけだ。  そして、この原風景になる体験は、現実の出来事とは限らない。物語のキャラクターは時として、現実の人間以上に心を揺さぶることがある。それが私にとっては、この「コードギアス」という作品であり、ルルーシュというキャラクターだったのだ。  仕事をしている時に、あるいは家族や友人と接している時に、ふとアニメや映画や小説といった物語のセリフが浮かんでくることは、誰にでもある。そんな時はぜひその作品を見返してみてほしい。登場人物の生き様が、今の自分の規範になってくれるだろう。 「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」というセリフには元ネタがある。レイモンド・チャンドラーが生み出したハードボイルド小説の主人公フィリップ・マーロウだ。しかし、このセリフはコードギアスという作品全体、そして主人公であるルルーシュの人生そのものを表している。「アニメだから」だけでは済まされないような荒唐無稽な部分もあるが、それでもその生き様には人を熱くさせるものがある。気になったら、ぜひ視聴してみてほしい。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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