2020年以降に向けて、東京では広域で再開発ラッシュが起こっている。超高層ビルが立ち並び、クリーンな街づくりが進む一方、都会の街は夜になると顔を変え、大麻や殺傷事件など物騒な話題が世間を騒がせた。そんなヤバいニュースのさらなる裏側や、ニッチだが知っておきたい闇情報を、夜の街のプロフェッショナルから総ざらいする!
大混雑のセンター街。今年はハロウィン期間中の路上飲酒禁止の条例がつくられ、警備には1億円以上投入された
渋谷・道玄坂に大麻用のパケ袋が散乱
駅前の再開発を中心に、昼間はクリーンに変わった印象の渋谷。では夜の姿はどうだろうか。道玄坂の入り口でバーを経営する天野ジョージ氏が夜の街を語る。
「おそらく大麻用の“パケ袋”が路地にちらほら落ちているんですが、外国人からどこで買えるか聞かれるので困りますね。大麻パーティの報道で印象が悪い一方で、クラブシーンは賑わっています」
バー「1985」店主・天野ジョージ氏
1~6月の大麻の所持や栽培での検挙人数は過去最多。渋谷でも若年層への浸透が問題視される。
「あと今年の盛り上がりといえばラグビーW杯。ハイネケンが普段の10倍売れて潤わせてもらいました。タピオカは当然ながら大流行で、ウチの店のビルの1階に空きが出た時、100軒の応募のうち80軒はタピオカ店だったとか」
続いて、渋谷に2店舗を構える相席ラウンジ「オリエンタルラウンジ」広報の定時ダッシュちゃん氏は、渋谷の若者の性が年々オープンになってきていると分析。
「フリーハグでは飽き足らず、“フリーおっぱい”を掲げた女子高生YouTuberが書類送検されたのには驚き。ハロウィンも今年はTバックを晒しながら歩く女のコが増えた気がします」
定時ダッシュちゃん氏
今年のハロウィンは路上飲酒の規制が強まったが、乱痴気騒ぎはとどまるところを知らないようだ。
「Googleが渋谷に戻ってきたり、サイバーエージェントがアベマタワーに移転したりとIT業界が活況です。そこと仕事をするフリーランスも多く、女のコと飲み歩いてオゴりまくる姿が見られます。渋谷公会堂跡地にできた三井のタワマンの購入を狙っている経営者層もすでにいますよ」
夜の渋谷は“港区化”が進む!?
<夜の渋谷ニュースランキング>
1位 大麻用のパケ袋が路地に散乱
明け方の道玄坂には汚れた空の小さなパケ袋が至るところに。11月には渋谷の園芸用品店で販売された肥料などが大麻栽培に悪用されていた疑いで、そのノウハウを広めたとされる経営者が逮捕された
2位 ハロウィンで“Tバック”が流行
東京在住の若者は“渋ハロ”に飽きを見せつつあり、今は北関東や関西から上京してくる観光客とガチなコスプレイヤーが主。張り切って露出度全開でセンター街を闊歩する女子も
3位 “フリーおっぱい”摘発される
「おっぱい触り放題」と掲げたYouTuberの女子高生が書類送検された。そのほか、スクランブル交差点にベッドを置いて寝る動画をアップする者も。渋谷YouTuberのモラルの低さが浮き彫りに