更新日:2023年05月18日 16:17
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片道6万円台のヨーロッパ~北米フライト。激安ビジネスクラスの中身とは?

激安でも大西洋フライトはフルフラットシート

世界遺産のポルト歴史地区

世界遺産のポルト歴史地区

 この日は夜遅くにポルト空港近くのホテルに泊まり、翌日のニューヨーク便は夕方発だったのでそれまで現地を市内観光することに。ポルトも国名の起源になっている古い港町で、クレゴリス教会やサント・イルデフォンソ大聖堂などが集まる世界遺産の歴史地区を街歩き。この旅の前半で訪れたヨルダンのアンマンのような坂道の多い街だったが、オレンジ色の屋根で統一された街並みは、歩いていて実に気持ちよかった。
ポルト空港

ポルト空港

 また、この街をホームとするサッカークラブのFCポルトには、日本代表の中心選手の中島翔哉が所属。そのため、こちらが日本人だとわかると親しみを込めて「ナカジマー!」と叫ぶ人もいて、空港の保安検査場の職員からも「アイツはスゴい選手だ」と話しかけられた。  似たような経験は過去の旅でも経験したことが何度もあり、実際にコーヒーやお酒をご馳走になったこともある。日本人として悪い気はしないし、こうした交流も旅の醍醐味のひとつだろう。
ニューヨーク行きのTAPポルトガル航空213便

ニューヨーク行きのTAPポルトガル航空213便

ビジネスクラスはフルフラット仕様

ビジネスクラスはフルフラット仕様

アメニティセット

アメニティセット

 そして、ポルト~ニューヨークのフライトはこの旅二度目となるフルフラットベッド。しかも、この旅で初となるアメニティセットが用意されていた。キャステルベルというポルトガルのブランドのもので、地元の街並みをモチーフにした柄がなんともかわいらしい。
ニューヨーク便の機内食

ニューヨーク便の機内食

 サーロインステーキがメインの機内食を食べた後は、昼間さんざん歩き回ったこともあって爆睡。何度経験しても機内で横になって寝られるのはいいものだ。  着陸前の二度目の食事のときに客室乗務員の女性に起こしてもらい、ハムとチーズ、デザートなどの軽食を取り、それから1時間ほどでニューヨークに到着。ほとんど寝ていたこともあり、9時間のロングフライトもアッという間に感じた。  ついに北米に上陸し、残すは帰国便を含む3フライトのみ。このほぼビジネスクラス世界一周のレポートも残すはあと1回。旅の終わりが近づき、ちょっとさびしい気もするが、最後まで楽しみたいと思う。(つづく) <TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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