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ベテランストリッパーが語る黄金時代「地方巡業は町おこしのようなお祭り騒ぎ」

ストリップ消滅を食い止める鍵は、“客層の若返り”。

 矢沢自身「当たり前のようにお客さんが沢山入っていた時代とは違う」と現在のストリップ危機を認めるところだが、ストリッパーたちも手をこまねいているわけではない。 「ただ踊って裸を見せるのではなく、ポールダンスやアクロバティックな演目をやる若い方も多く、アスリート並みに筋肉が発達している方もいます。ストイックな人もいて、オリンピックならぬ“ストリンピック”が開催できそう。私? 私はジムよりエビスビール。予選落ち確定ですね…」。  文化消滅を食い止める鍵となるのは客層の若返りだ。ところが昨今の男子は残念なことに草食化。わざわざ足を運ばなくとも、ネット上で満足というインドア派も多い。しかも昭和から続くエロ文化となると怪しい怖さもあり、敷居が高い。  そんな怯えるストリップビギナーに向けて「入場料金もぽっきり。ボッタクリなんかありません。20代前半のストリッパーも沢山いるので、色々な意味で楽しめますよ。全部見えちゃうから隠せないので『あの人本当に23歳?』とか推理しながら見るのもオツ。女性客も増えているし、怖いどころか凄く明るい場所。無邪気な子供に戻れちゃう場所かもっ!?」と矢沢は解説する。  ストリップの醍醐味はやはり、デジタルでは味わうことのできない生身のライブ感だ。「劇場によっては、ショーの終わりに握手やハイタッチができたり、チップをあげることもできます。1000円程度で好きなポーズでのチェキ撮影も可能です。その際にちょっとだけ会話もできますから、大人の世界のAKB、“会いに行けるストリッパー”だと思って遊びに来てほしい。こっちがパイオニアですけどね」。令和もどっこい生きてる、その輝きがストリップ劇場を明るくしているのだろうか。 映画『彼女は夢で踊る』ストーリー

©2019 映画「彼女は夢で踊る」製作委員会

 広島の老舗ストリップ劇場に閉館が迫っていた。社長の木下(加藤雅也)は過去の華やかな時代を思い出す。最後のステージを飾るストリッパーたちが劇場にやってくる。この舞台で幕を引く有名ストリッパーや、謎めいた若い踊り子。閉館への日々に、木下は忘れていた遠き日の恋を思い出す…。何度閉館に追い込まれても蘇る伝説のストリップ劇場を舞台に、時を越えて交錯する劇場に秘められた美しいラブストーリーが描かれる。 <取材・構成/石井隼人>
1984年生まれ、映画好きフリーライター!インタビュー、取材、レビュー、オフィシャルカメラマン、オフィシャルライター
…なんでもやるのでいつでもどこでもなんでもお仕事の御用命お待ちしております!映画パンフレットも結構書いてます!買ってください!
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◆映画『彼女は夢で踊る』
劇場には忘れられない恋があった。

◆出演:加藤雅也、犬飼貴丈、岡村いずみ、横山雄二、矢沢ようこ

◆監督・脚本・編集:時川英之
(映画『ラジオの恋』 『シネマの天使』『鯉のはなシアター』)

◆企画:横山雄二
◆撮影:Ivan Kovac / Jeremy Rubier
◆プロデューサー:時川英之 田辺裕美子 

◆挿入歌:「Creep」作詞・作曲 Radiohead/「恋」作詞・作曲 松山千春

◆配給・宣伝:株式会社アイエス・フィールド
◆制作プロダクション:TimeRiver Pictures株式会社
◆© 2019 映画「彼女は夢で踊る」製作委員会
〈2019年/16:9/5.1ch/95分/>PG12

◆HP:http://dancingdreams.jp/

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