更新日:2023年05月24日 15:48
エンタメ

佐藤健がYouTuberに。“恋つづ”からLINEアカウントまで怒濤の勢い

『天皇の料理番』で代役なしの調理シーンにチャレンジ

 佐藤は役づくりに対して真摯な姿勢を見せることでも知られている。猪突猛進な料理人の秋山徳蔵役を演じた2015年の主演ドラマ『天皇の料理番』(TBS系)では、代役なしの調理シーンに果敢に挑戦した。  佐藤は包丁を持ったことすらなかったというほどに料理から縁遠かったようだが、調理シーンを撮影する4ヶ月以上前から料理教室に通い、調理指導を受けたそうだ。指導を受け持った服部栄養専門学校の教授が「みるみるうまくなっているので、これは家で相当練習しているなと思いました」と後年語ったように、佐藤は瞬く間に料理の腕を上げ、作品中で様々な絶技を披露してみせた。
天皇の料理番

ドラマは丸刈り姿を見せたことでも話題に(画像は『天皇の料理番』アミューズより)

 『天皇の料理番』での佐藤の演技は高く評価され、「東京ドラマアウォード2015」や「第42回放送文化基金賞」などで賞を獲得した。

『半分、青い。』と『義母と娘のブルース』で真逆の役を好演

 2018年に佐藤は、同年4月から放送を開始した連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)と、7月に放送開始のドラマ『義母の娘のブルース』(TBS系)に出演。同時期に2本のドラマレギュラー出演を果たすなど、まさに人気絶頂期とも言える活躍を魅せていた。
義母と娘のブルース

『義母の娘のブルース』は続編が制作されるほどの人気を獲得(画像は『「義母と娘のブルース」2020年 謹賀新年スペシャル』より)

『半分、青い。』で佐藤が演じたのは、主人公の幼馴染である萩尾律役。容姿端麗で頭脳明晰、冷静沈着な律という、一見完璧なキャラクターが抱く、複雑な心情を見事に表現した。  一方で、『義母の娘のブルース』では様々な職を転々としていた過去を持つパン屋の息子、麦田章役を演じた。敬語が使えず人の名前を間違えるなど欠点が多いながらも、明るくて憎めない性格の持ち主という役柄で、『半分、青い。』とは全くイメージが異なる人物を好演し、演技の振り幅の大きさを視聴者に印象付けた。

人気ドラマ『恋はつづくよどこまでも』と連動したサービスでファンがメロメロ!?

 佐藤といえば、先月に放送を終えたばかりのTBS系のドラマ『恋はつづくよどこまでも』と連動した、コミュニケーションアプリ「LINE」や、双方向ライブ配信アプリ「SUGAR」でのプロモーションも記憶に新しいだろう。

『恋はつづくよどこまでも』で佐藤が演じたのは、仕事へのストイックさと周囲への厳しい態度から“魔王”の異名を持つドクター、天堂浬役。ドラマでは上白石萌音が演じるヒロインとのラブストーリーが描かれ、胸をときめかせるシーンの数々にファンから熱い視線が注がれた。  ドラマの人気が高まると同時に、佐藤の公式LINEアカウントを「友だち」に追加すると、恋人のようなメッセージが送られてくると話題に。友だち数は現在、400万を超えている。  デビュー間もない主演作から多彩な演技を見せ、今もなおその力量に磨きをかけている佐藤健。はたしてYouTubeというフィールドではどのようにファンを魅了していくのだろうか、興味は尽きない。<文/佐久間翔大(A4studio)>
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