仕事

営業再開でも出勤したくない…キャバ嬢たちが燃え尽きたワケ

もう店に行く必要がない?

 同じく「ヤル気が出ない……」と話すのは、東京都内のキャバクラに勤務するリアさん(仮名・24歳)。 「イチナナライブで動画配信をしていて小銭を稼いでいるんですが、それがラクすぎて店が再開されても出勤する気になれなそう。有名キャバ嬢がイチナナで1億稼いで話題になっていたし、夢があるな~って。私の周りでもオンラインで稼いでいて、『客に会わなくても家で稼げるなら、もう店に行く意味なくない?』という子は結構います。  イチナナは配信中のお酒もタバコもNGなので、店みたいに無理矢理飲まされて二日酔いになることもないし。それに毎日メイクもしっかりしなくて良いので肌がキレイになってきました。今回の休業で潰れるキャバクラも何軒か出てくるだろうし、先月の給料がもらえない……なんてこともありそうですよね。『飲まない・話さない・触られない』でライブ配信している方が絶対ラクだし、これを機にオンラインに転職するキャバ嬢も増えてくるんじゃないですかね……」  客からしたら少し物悲しい話ではあるが、キャバ嬢がリモートで稼げるコンテンツが次々とリリースされている今、そう考えてしまうのは仕方のないことなのかもしれない。夜の店の自粛が明ける頃、店に戻ってくるキャバクラ嬢は果たしてどのくらいいるのだろうか……。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
1
2
おすすめ記事