サイゼリヤがコロナ禍で「出前館」に踏み切った深刻事情
―[あの企業の意外なミライ]―
新型コロナウイルスの影響で、窮地に陥る外食業界は、ビジネスモデルの見直しに迫られています。それは大手飲食チェーンも例外ではありません。この2ヶ月間で、もっとも大きな変化が起きたレストランの一つが、サイゼリヤです。
6月15日公開のダイヤモンド・オンラインの記事によると、長年店内飲食にこだわってきたサイゼリヤが、7月からデリバリーサービスを実験的に開始する予定です。コロナ禍において、多くの飲食店がテイクアウトやデリバリーサービスを始めたこともあり、あのサイゼリヤもデリバリーサービスを始めることについては大きな驚きはないかもしれません。
しかし、これはサイゼリヤにとっては大変化なのです。
これまでのサイゼリヤのビジネスモデルを振り返りながら、その大きな決断に至った経緯を、コロナ禍で好調を続けるマクドナルドの例と比較しながら見ていきましょう。
コロナ禍で不況に陥ったサイゼリヤ
サイゼリヤのデリバリー開始はなぜ革命的か?
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経済アナリスト/一般社団法人 日本金融経済研究所・代表理事。(株)フィスコのシニアアナリストとして日本株の個別銘柄を各メディアで執筆。また、ベンチャー企業の(株)日本クラウドキャピタルでベンチャー業界のアナリスト業務を担う。著書『5万円からでも始められる 黒字転換2倍株で勝つ投資術』Twitter@marikomabuchi
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