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都知事選、名前も知らない候補者たちは何を主張しているのか?

無頼系候補者たちが負け戦でも出馬する理由

 現職・小池一強の下、なぜ過去最多の22人の出馬があったのか?  マスコミではなかなか取り上げられない無頼系独立候補の取材を積極的に行うフリーライター・畠山理仁氏に話を聞いた。 「以前から都知事選は候補者の多い選挙といわれていますが、その要因は首都・東京の注目度がどこよりも高いこと、全国どこからでも立候補できることが挙げられます。300万円という供託金を没収されることは、大きなリスクですが、都知事選は無所属でも政見放送を流すことができる。何か訴えたいメッセージがある人にとって、300万円は安いのだと思います。それから今回はコロナ禍の選挙ということで街頭演説やビラ配りなどを普段通りに行えない不自由さがあります。無頼系の候補者は街頭演説で人を集めることがなかなか難しい。『ネットを使った選挙戦になれば勝機はあるかも!』と読んだことも一因かと思います」  畠山氏に今回の選挙で注目している候補者について聞いた。 「私としては22人すべての候補者に注目してほしいというのが本音です。強いて言えば、前回の都知事選の政見放送で卑猥な言葉を連呼して、音声をオフにされた後藤輝樹候補ですね。今回も性器の名称を連呼するなど、かなり過激な政見放送をしています。彼としては、前回の政見放送で狭められた表現の自由の幅を広げたいという思いがあるようですが……。まっとうな政策も数多く提言しているのでマニフェストもぜひ見てほしいですね。また、その他だと、“消費税廃止”を公約に揚げて山口県からやってきた竹本秀之氏の理論はまだまだ未完成なのですが、消費税について考え直すきっかけを与えてくれる。無頓系独立候補たちが提言する公約をうまく生かせるような都政になっていけば、理想的です」
東京都知事選2020首都決戦 ド本命候補以外の主張

後藤輝樹氏 ※写真:畠山理仁

 都知事選終盤は、本命候補以外のユニークな発言や理論上は難しい公約にも目を向けて一考してみるべきかもしれない。 ▼込山 洋氏「東京を笑顔に溢れる街にしていきたい!」46歳/介護士 ・介護施設の増設 ・アニマルポリスの設置 ・毎月8日をスマイルデーにする ’15年4月より渋谷ハチ公喫煙所にて1年間喫煙所の清掃活動を行う。’16年4月よりスマイル党マック赤坂氏の秘書。’16年9月介護職員初任者研修課程取得 ▼西本 誠氏「眠っている若者の票を狙う!」33歳/歌手 ・風営法の緩和 ・ペット殺処分における罰則の強化 ・待機児童ゼロ 宮崎県宮崎市出身。政治団体「スーパークレイジー君」代表。金髪姿で特攻服を着たまま演説を行う。「百合子か、俺か」という楽曲を配信リリース中 ▼平塚正幸氏「新型コロナウイルスはただの風邪にすぎません!」38歳/ユーチューバー ・コロナ前の生活様式に戻す ・ソーシャルディスタンス三密対策、自粛は不要 ・ワクチンを打たない自由 ユーチューバー、社会活動家。国民主権党党首。YouTubeチャンネルではカバー曲配信なども行い、歌声はなかなかのモノ ▼後藤輝樹氏「表現の自由の幅を広げていきたい!」37歳/自営業・トランスヒューマニスト ・選挙の供託金廃止 ・月8万円のベーシックインカム ・キャッシュレス化 東京生まれの横浜育ち。’16年の都知事選政見放送では異例の“音声オフ”となった編集映像がオンエアされたことでも話題に!
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“レジェンド”が語る首都決戦
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週刊SPA!7/7号(6/30発売)

表紙の人/ 菜々緒

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