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移動距離日本一。200km以上走る最長ローカル列車に乗ってみた

終着駅は日本最北端の駅

稚内駅到着!

稚内駅到着!

 ここまで来ると、最長ローカル列車の旅も残りわずか。日本海側から内陸に入って山を越え、再び海(宗谷湾)が見えてくるともうそこは稚内市街。列車は定刻通り12時8分に到着した。
駅も日本最北端をアピール

駅も日本最北端をアピール

駅も日本最北端をアピール ホームには「日本最北端」や「東京駅より1547.9km」と書かれた看板などがあり、駅前の広場には車止めのついた「日本最北端の線路」を展示。こうした演出は、鉄道ファンとしては素直にうれしいし、ありがたく思う。
駅前広場にある日本最北端の線路

駅前広場にある日本最北端の線路

 筆者は稚内には何度も訪れたことがあるが、最長ローカル列車を利用したのは今回がはじめて。旭川からわざわざ6時間5分もかけて来たからか、これまで感じたことのない達成感のようなものがあった。  宗谷本線は北海道でも特に雄大な景色が眺められる路線。今はコロナの感染者が再び増え始めたこともあって遠出がしにくい状況だが、機会があればこの最長ローカル列車の旅をぜひ体感してほしいものだ。<TEXT/高島昌俊> ■長距離ローカル線ランキング(’20年7月時点) 1位 宗谷本線 旭川~稚内  259.4km 2位 飯田線  豊橋~上諏訪 213.7km ※一部幹線 3位 飯田線  豊橋~岡谷  205.2km ※一部幹線 [以下はローカル線以外の長距離普通列車] (参考)湖西線・東海道本線・山陽本線  敦賀~網干 313.4km (参考)東北本線・東海道本線 黒磯~熱海  267.9km
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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