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ド底辺キャバ嬢の夏休み…県内への1泊旅行で飲んだくれる

夜の街の様子は? スナックママに聞く

夕食、鱧、ホウボウ造り、大アサリ

夕食、鱧、ホウボウ造り、大アサリ

 夜は新開地の居酒屋で夕食。ヒャッハー! 海鮮頼み放題だぜ~。好きなものを好きなだけ頼む……これぞ、1人旅の醍醐味。鱧にホウボウの造りに大アサリ。鱧はフワフワであっさりしていて塩がよく合う。ホウボウは噛むたびに旨みが溢れ出すぜ~! 大アサリは、身が引き締まっていて歯応えバツグン。ビールと麦焼酎のウーロン割がいつもより美味しく感じ、つい飲みすぎてしまったのでありました……。
夜の新開地

夜の新開地

 お腹も満足したので、お次は夜の店へ足を運んでみた。新開地には、およそ60件ほどのスナックやバーが軒を連ねている。とはいえ、やはりコロナの影響で県外からの客を断る場合もあるという。マスク着用、カウンターと客席が離れている、他に客がいなかったスナックでソーシャルディスタンスを保って話を聞いてみた。  ママいわく、「先日の連休時に関西以外のお客さんがすごく多かった。この辺りの常連客は年配の人が多いので、島外からの客はありがたいのだけれど複雑な気持ち」なのだという。淡路島では「Go Toトラベル」のほか、県内からの宿泊者のキャンペーンも行うなど島への旅行を推奨しているが、夜の街で遊ぶのはしばらく控えたほうが良さそうだ。本来なら、この日は「淡路島まつり花火大会」が開催されるはずだったのだが、今年はコロナの影響で中止になってしまった、とママは話す。スナックでは長居やハシゴすることなく、カワノも早めに撤収することにした。
ホテルの朝食

ホテルの朝食

厳島神社

厳島神社

 翌朝は早起きしてホテルの朝食。ビジネスホテルの朝食って安いし、量もちょうど良いのでつい食べてしまう……。その後、街を散策したり、カフェでワインランチを楽しんだり……と帰りのバスまでの時間を過ごした。  特に何かしたわけではないけれど、1泊でめちゃくちゃリフレッシュできた。コロナで自粛ばかり騒がれているが、たまには気分転換をしないと気が滅入ってしまう……という人も多いだろう。旅行を推奨するわけではないが、近場でも地元の名産を食べてビジネスホテルに宿泊だけでも旅気分は味わうことはできる。人の多い時期や場所を避けて、ウィズコロナの旅行の仕方を楽しんでみてはいかがだろう。<取材・文・写真/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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