更新日:2020年08月24日 05:11
ライフ

「1キロ弁当」が大ヒットの弁当屋。コロナ禍で収益が向上した理由とは?

うなぎ弁当を皮切りに1000円弁当が看板商品に

 1キロ弁当の前身となる大盛りの弁当はもともと555円で販売していたそうだが、試しに1キロのうなぎ弁当を1000円で販売したところ、予想以上に売れたという。弁当で1000円は高価ではあるが、「1キロのうなぎ弁当」として破格だ。
1キロうなぎ弁当

ご飯の上に、大きなうなぎがドーンと乗った1キロうなぎ弁当。うなぎが高騰しているこのご時世に1000円で販売中

「高価な具材を使えば、1000円でも売れる」と考えた伊藤氏は、ステーキや牛タン、エビフライなど、高級食材を大盛りご飯の上に並べた1キロ弁当を次々と考案。弁当の値段を555円から1000円に切り換え、客単価をさらに上げることに成功した。 「うなぎ弁当は、1キロ弁当の中でも特に人気の商品です。平日でも1日30個、多い日だと100~150個売れることもありますね。Twitterのリツイートキャンペーンの賞品としてプレゼントすることもあります」
1キロえび天丼

大ぶりのエビ天が5本も乗った1キロえび天丼

1キロ日替わり弁当

さまざまなバリエーションがある日替わりの1キロ弁当も人気

 1キロ弁当が人気な一方で、現在も創業当時の看板商品である200円弁当を作り続けている。人件費が高騰しているなか、200円弁当を作り続けるのは大変ではないかと聞いてみたところ、意外な答えが帰ってきた。 「実はまったく大変なことはなくて。200円弁当は去年までは1日50食程度売れていたのですが、現在は1日15食程度しか売れていません。というのも、TwitterやYouTubeでのプロモーションに力を入れたところ、遠方から来てくれるお客さんが増えたので、安い弁当ではなく、高価な弁当を選んでくれる方が圧倒的に多いんです。なかには、ひとりで1万円近く買っていく方もいますよ」
500円惣菜

味とボリュームともに申し分なしの500円惣菜

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コロナ禍で収益性がさらに向上した理由
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