大人気の冷凍フルーツ。どのコンビニのどの商品がおいしい?
コンビニでは2年ほど前から冷凍フルーツの品揃えが充実し、1年を通して冷凍食品の定番商品として定着しだしている。今年はコロナの影響で運動会なども少ないが、残暑のなかでのデザートに冷凍フルーツはもってこいだ。
ところで、いったいどのコンビニのフルーツがおいしいのか? 今回は管理栄養士でありフードコーディネーターの芦野めぐみさんにセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップで売られている各社の商品を食べ比べしてもらい、味の違いや特徴などを聞いてみた。
コンビニ別で食べ比べ! ダイエットにも適したブルーベリー
栄養価も豊富で人気のフルーツ、ブルーベリー。上記4つのどのコンビニにもある定番冷凍フルーツだ。
「ベリー系は※GI値が低いため、体に優しい果物です。また、粒が小さいので少ない量でも『たくさん食べたな…』と思える、ダイエットに適したフルーツです」(芦野さん 以下同)
※GI値……グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略。食後血糖値の上昇度を示す指数のこと。GI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇するのに対して、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇する。
凍らしても、ブルーベリーならではの甘酸っぱさが維持できるのかがポイントだ。
【セブンイレブン】
価格は150gで213円(税込)。
「甘さもしっかりしていて一番期待しているブルーベリーの味がします。粒はやや不揃いなので、そのまま食べるのに向いてますね」
その他、粒の食感などバランス力があるのも良い点だそう。
【ローソン】
価格は150gで238円(税込)のローソン。セブンイレブンよりはやや割高。
「食感はフルーツならではのみずみずしさが残っていて、味も酸っぱすぎないです。甘すぎるのが嫌いな人に好まれる味なのではないかと思います」
【ファミリーマート】
ファミリーマートは伊藤忠系列のDOLEブランドを扱う。価格は130gで200円(税込)。他社に比べて容量を少なくして価格が抑えられている。
「今まで食べたセブン、ローソンより甘さが控えめで、皮の繊維質がしっかり残っていますね。好みがわかれるとは思いますが、ギュッとした粒感もあるので食感を楽しみたい人におすすめです」
こちらもローソンと同じくフルーツを食べたいけど、甘すぎるものは苦手といった人に向いているようだ。
【ミニストップ】
ミニストップはイオングループのブランド、トップバリュの商品を扱っている。価格、容量は150gで213円(税込)とセブンと同じ値段。
「甘さはやや控えめで、歯ごたえがしっかりとしていますね。袋内のブルーベリーの形、大きさが全部揃っているので、見栄えも〇ですね」
ケーキのトッピングなど、大きさが統一されている点で活躍できそうだ。
ブルーベリーで各社ランク付け! 1位は?
結果
1位:セブンイレブン
2位:ファミリーマート
3位:ローソン
4位:ミニストップ
「セブンイレブンのブルーベリーが一番おいしかったです。ほどよく感じられる甘さがあり、酸味のあるヨーグルトに混ぜても埋もれないくらい味がしっかりしています。2位は、食感でファミリーマートを選びました。セブンイレブンと比べると甘さが足りませんが、ブルーベリーならではの粒感を楽しめました」
セブンイレブンでは独自の技術でドリップ(液漏れ)を防いでいるので、うま味などがフルーツの外に逃げていかないようになっているとか(パッケージ裏面より)。