カーライフ

世界一燃費が悪いクルマ選手権 リッター3.87kmの1位は?

国産車の燃費ワースト1位は…

 じゃ日本はどうなのかというと、国産車の燃費ワースト1位は、レクサスLX570のリッター6.29㎞だ。ランドクルーザーをベースに、国産最大の5700cc・V8エンジンを搭載し、車体も2.7トンとメチャ重い。私はかつてこのLXで混んだ都内を走り、リッター2㎞台をマークしたことがありまする。
オートクラブ

レクサス・LX570/6.29km/L

 でも、かつては日本にも、もっと燃費の悪いクルマがあった。その代表がユーノスコスモの3ローターモデル(20B)! もともと燃費が厳しいロータリーエンジンを1.5倍デカくして、V12エンジン並みの滑らかさとパワフルさを目指したマツダエンジニアリングの金字塔なれど、極悪燃費でも金字塔! フツーにリッター3㎞を切ると言われた燃費は、真にカウンタック並みだった。  ただ申し上げておきたいのは、地球温暖化の敵は、燃費ではなくガソリンの使用量ってことだ。燃費がどんだけ悪くても、走らなければCO2は出ない! つまり、滅多に乗らないスーパーカーは決して環境に悪くない! アヴェンタドールの後継モデルはハイブリッドになるけれど、ホントはそんなの必要ない!  それよりも、アメリカ人が普段乗り回してるフルサイズピックアップトラックのほうが、地球環境への負荷ははるかにデカい! 燃費が悪いクルマにもいろいろあるので、一概に糾弾するのはやめましょうネ! ▼アメリカEPA燃費ワースト10(’20年モデル) 順位/ブランド/車名/EPA燃費(㎞/L ※マイルパーガロンを換算) 1.ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ 3.87 2.ブガッティ シロン 3.91 3.ベントレー ミュルザンヌスピード 4.55 4.パガーニ ウアイラロードスターBC 4.94 5.ロールスロイス ゴースト 5.06 6.シボレー K10シルバラード4WD 5.14 7.ダッジ チャージャーSRT 5.27 8.シボレー カマロZL1 5.31 9.メルセデスベンツ マイバッハS650 5.31 10.ランボルギーニ ウラカンペルフォルマンテ 5.48 ※アメリカEPA発表の燃費データをもとに著者作成  EPAとは米環境保護庁のことで、EPA燃費は、アメリカ国内で売られるすべてのクルマを対象に調べられています。ランキングを見て驚くのは、ランボルギーニが2台も入っているのに、フェラーリが入っていないこと。フェラーリって燃費が悪そうなのに意外でした。

【結論!】

 極悪燃費の上位を見ていると、なぜか心が和みます。ただ、このちょっと下には、巨大なピックアップトラックがずらっと並んでいて、少し心が波立ちます。ピックアップはアメリカ人のゲタ。それを本当に電動化できるのだろうか。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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