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「藤岡弘、スタイル」が家庭円満の秘訣。日常の些細なことに感謝する

 新卒時はバブル崩壊、就職氷河期、そして今はコロナ禍でリストラ、失業危機とシビアな社会人人生を歩む40代、50代の会社員。特に、コロナ禍で自宅にいる時間が増えたことで、これまで仕事を理由に先送りしてきた家庭問題に直面するサラリーマンが急増している。  しかし、ここで思考停止してしまっては、あっという間に時代から置き去りにされてしまう。家庭内で「イケてる中年」にアップデートするには、具体的にどうすればいいのか?具体的な対策を考えていこう。

CASE1:妻とはレスで会話もほとんどなく、心がひび割れる

イケてる中年

※画像はイメージです(以下同)

 週刊SPA!では「自分の居場所がない」と感じる40代、50代男性会社員500人にアンケートを実施。「家庭で辛いことは何ですか?」という質問に対し、4割近くが「妻とのレス」と回答。心の隙間を埋める人肌すらない。  その解決策を夫婦問題カウンセラーの高草木陽光氏はこう語る。 「好きな女性とのデートなら、たとえグチでも相手の声に耳を傾け、安心感を与えて手を繋ぎ、スキンシップを経たあとで口説くという手間暇をかけるはず。ですから、相手が妻だからといって『俺は仕事を頑張っているんだから!』と手を抜いていいわけではありません。  女性を口説くのは一緒。たとえば交際中に一緒に作った餃子を作ってみるとか、映画館で一緒に観た映画のDVDを借りてくる、といった努力は必要になります」

他人は自分を映す鏡である

 レスから抜け出したいなら、まずは“彼女扱い”を思い出すべき。そのためには、中年が陥りがちな“仕事脳”も家庭では捨てなくてはならない。 「家事や子育てといった夫婦間の共同作業に、ひとり善がりな効率や生産性を持ち込めば、冷戦状態になるのは当たり前。ましてや『マネジメントしよう』なんて言語道断です。  他人は自分を映す鏡ですから、仕事モードでドライになれば当然、相手も同じスタンスになる。そこで“遊び”を生活に取り入れてください。トランプでもゲームでも何でも構いませんが、無駄に見えても楽しい時間を、少しずつ妻や子供と共有していく。  その積み重ねが、彼女の冷えた心を温めていきます」  まずは妻をその気にさせなくては、一生解決はしないと心得よう。
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CASE2:妻や子供たちから軽く扱われて、家に居場所がない
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