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緊急事態宣言中に外でお酒を飲みたいなら、ルームサービスという選択も

ニューオータニが始めた新サービス

ニューオータニ

ニューオータニの客室が、プライベートのダイニングに変身! お酒も楽しめます

 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置により、外でお酒が飲めずに悶々としている人も多いでしょう。抜け道を探して密になっては意味がないですが、なるほどと膝を打つようなサービスを見つけたので、早速自腹で突撃してきました。  4月末、「500種の美酒&グルメをお部屋で楽しむ『スーパールームサービス』。 緊急事態宣言中限定の特別サービス開始!」と謳ったプレスリリースを見かけて目を疑ってしまいました。ベンチャーの攻めた新サービスかと思ったら、ニュー・オータニとのことです。  4月26日から緊急事態宣言が解除されるまでの間、特別なルームサービスメニュー「スーパールームサービス」を販売するというのです。一瞬大丈夫なのか? と思ったのですが、「飲食店の休業で楽しみにしていたゴールデンウィークに行き場をなくしたご家族のため」と書いてあるのを見て、なるほどと思いました。タクシーで往復して、部屋で楽しむのであれば安心かもしれません。  早速予約し、5月8日に泊まってきました。「スーパールームサービス」は1479室すべての客室をプライベートダイニングと位置づけ、サービスを提供しているので、部屋のランクを気にする必要はありません。

約300種類のお酒

 5月7日にまたプレスリリースが配信され、「銀座 久兵衛」の寿司職人が部屋で寿司会席を用意してくれる「In Room 久兵衛」を追加で用意したと発表しました。しかし、1日1室限定の上、3日前までに予約しなければいけないので、今回は無理。  そこで今回は「和洋前菜祝い盛り」を注文してみました。こちらも5月12日以降は3日前の予約が必要なのですが、8日段階では当日でも注文できました。  2019年10月、ホテルニューオータニは平成に続いて2回目となる即位の礼 晩餐会を開催しました。190の国から代表が集り、民間のホテルで晩餐会が開催されたのは歴史上初めてのことです。ここで提供された前菜とほぼ同じものが「和洋前菜祝い盛り」です。晩餐会のために特注した有田焼の岩皿で出てくるのもテンションが上がります。  お酒はスタンダードカクテルからロマネコンティまで約300種類をラインナップしているそうです。カクテルはバーテンダーコンペティション「ワールドクラス2019」の王者である吉田宏樹をはじめとするバーテンダーが目の前でシェイクし、グラスに注いでくれます。ワインは黄綬褒章受章のエグゼクティブシェフソムリエである谷宣英氏をはじめとするソムリエが部屋に来てくれてサーブしてくれます。  今回は、どうせなら飲んだことのないものをと思い、「シャンパーニュ ドラピエ オータニ ブリュット」を頼みました。ドラピエはフランスで古くからシャンパンを造っている家族経営の大手メゾンです。ブドウは無農薬で栽培されており、柔らかい甘やかさが特徴の高品質なワインは世界中で人気を集めています。
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外飲みと家飲みのいいとこどり
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