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コロナ発症から退院までの3週間「30代・基礎疾患なしでも地獄の日々」

▼カロナール服用も38度以上の高熱が続く

カロナール

処方されたカロナール

 処方された薬は解熱剤カロナールと咳止めなど(コロナに市販の解熱剤は危険ですが、カロナールは処方されるようです)。  ただ飲み始めても、さして効かず相変わらず高熱が続きます。  クリニックの先生はとても親身になってくださって「数日様子を見て判断しましょう、夜中でも朝でも体調の変化が著しければ僕の携帯を鳴らしてください」と番号まで頂戴しました。  今回、さまざまな医療従事者の方々にお世話になりましたが感謝してもしきれません。

▼4月21日、PCR検査で陽性反応

 4月21日、発熱から3日間、様子を見るも熱はむしろ上がってきて39度台まで到達していたのでクリニックにもう一度連絡。 「PCR検査を受けましょう」とのことで都内の大きな病院を紹介され、行くことになりました。  ちなみにこのとき、病院側からは「公共交通機関は絶対に使わないように」と言われます。そりゃそうですね、症状ある人が電車に乗ってPCR検査を受けたりしてたら感染拡大著しいわけで。  しかし、歩いていける距離でもない……それでは、どうやって行くか? クリニックの先生から「コロナ専用タクシーサービス」を紹介されました。  現在、複数のタクシー会社がコロナの拡散を抑えるために感染対策・防護を徹底した専用タクシーを配車してくれています。  症状がある方、疑いのある方を運ぶために展開してくれているのですね。こちらのサービスを予約して乗車、病院まで向かいました。  PCR検査は長い綿棒のようなものを鼻の奥までぶっ刺します。表現適切だと思います、「ぶっ刺し」ます。  マジで痛い。一瞬、コロナのことを忘れるくらいの物理的な痛みを伴います。「いたたたたたたたたたた!!!」ケンシロウばりに声が出ます。  その後、1分ほどで「コロナ陽性、反応が出ました。のちほど保健所の方から電話連絡があります。自宅で待機ください」と淡々と伝えられます。  ちなみにPCR検査を受ける前に市販の抗原検査キットで検査をしています(マネージャーが買ってきてくれました)。唾液採取のその検査では、なんと陰性だったのです。  市販検査キットもいろいろ種類があると思うのですが、信用性に劣るのもあるようですのでご注意ください。
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陽性診断後に待っていたもの
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