ライフ

コロナ発症から退院までの3週間「30代・基礎疾患なしでも地獄の日々」

▼保健所の担当者の献身に救われる

 保健所の方はこちらが驚くくらい人間的で親身な対応をしてくださいました。コロナに対する政策批判などは諸々ありますが、現場レベルでは本当に皆さん、一生懸命でした(複数の担当者とお話しして感じた所感です)。 「長くお話しすることになりますが、少しでも具合が悪ければ遠慮せずおっしゃってください」 「〜〜さんの場合は、お熱が下がったり上がったりしているので、自宅待機よりも誰かが近くにいる環境のほうが安心かと思います」 「〜〜時までに必ず電話しますから、待っていてくださいね」 「(少し咳払いをしたら)大丈夫ですか? 苦しくないですか?」  そう本当に心から心配してくださってくれて、身に染みました。

▼隔離病棟での療養生活がスタート

 正直なところ、これまでの人生で経験したことがないくらい高熱が続き、解熱剤もきいたりきかなかったりと不安でいっぱいだったので、電話とはいえ、こうしてサポートしてくれることに心からありがたさを感じたものです。  4月21日のPCR検査を経て、4月23日に療養先のホテルが決まりました。  しかし、23日の連絡時点で私の熱はさらに上がり、39度突破。ホテル療養は38度を超えていると対応できないので、急遽入院先を探してもらうことになります。  その日のうちに都内病院への入院が決まり、隔離病棟に入ることとなりました。
次のページ
一時は酸素吸引が必要な状態に…
1
2
3
4
5
6
おすすめ記事