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まんきつのサウナ論「ブームは去るのを待つしかない」

―[読むサウナ]―
『湯遊ワンダーランド』で“女性サウナの世界”を描いた漫画家のまんきつ氏は、目下盛り上がりを見せるサウナブームを牽引した一人である。流行の善し悪しはさておき、ここ数年で世界は大きく変わった。銭湯で“ヌシ”の洗礼を受け、それでもサウナに通い続けた彼女は今、このブームをどう見ているのだろうか。 別冊SPA!『ベストサウナ』では、彼女へのロングインタビューを敢行。「湯どんぶり栄湯」で撮った写真と合わせて見ていこう。
まんきつ

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温浴施設が儲かるようなブームを歓迎したい

ーーブームの影響か男湯は混んでいるところが多い。女湯はどうですか。 まんきつ:この前、初めてサウナ室が満員で入れないという経験をしました。正直「ブームやだな」って思っちゃった。ついに女湯側にも来たか~って。でもさ、ブームっつっても単行本(※)の重版、全然かかんねえじゃん。ピンとこねえよ。 ※週刊SPA!にて連載していたサウナ漫画『湯遊ワンダーランド』。このインタビューの後、無事に重版出来 ーー恩恵は受けていない、と。 まんきつ:サウナハットかぶってる人ってなんかスカした人が多くない? 「サウナ通です」みたいな顔しやがって。サウナ入るだけなのに。 ーーはい、でもちょっと落ち着いてください。 まんきつ:サウナブームって言葉を聞くと卑屈になるよ。ブームでも動員が増えない、儲からない温浴施設はたぶん、こういう気持ちなんだよ。 ーーコロナ禍で廃業する温浴施設が後を絶ちませんね。 まんきつ:今サウナに来ている人がこの先どれくらい残るのかも疑問です。インスタ映えを狙ってサウナに行ってる人。加工アプリばりばりでサウナより自分を際立たせている人。そういう人って今だけの気がします。

ブームは去るのを待つしかない

ーーサウナに入るそのことより、サウナに入る自分が好きなのかも。 まんきつ:もちろんみんながそうではなくて、若い子でも一人で黙々とサウナと水風呂を行き来している人はいます。いかにも遠征で来ている感じの人とか。早くブームが落ち着き、「映え」よりもサウナを本当に好きになった人たちが残ればいいな。 ーー嵐が過ぎ去るのを待つしかない。 まんきつ:今はSNSで取り上げられるような温浴施設だけに人気が集中している。でもいい施設って他にもたくさんある。混んでいるとか若い客がうるさいとか、文句を言う暇があったら自分で発掘していくしかないんだろうね。施設がうるおうようなブームを私は歓迎したいです。 ーー発掘=新規開拓もいいですけど、身近な場所に変わらず通うことも大事なんじゃないかって思います。 まんきつ:そうですね。私ももともとは、作業場を移したビルの近くにたまたま銭湯があって、そこに通い出してからサウナにハマったわけで。今から6年くらい前かな。歩いて1分のところに「寿湯」があって、最初はお風呂だけだったんですが、同じビルに暮らす弟から「サウナも入れ」ってしつこく言われ続けたのがサウナにハマるきっかけでした。
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外気浴でオーラが見えた!?
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ベストサウナ

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