カーライフ

本格派はどっち! 20万円ド中古パジェロミニvs500万円超え新型ディフェンダー

パジェロミニの遅さに衝撃!

オートクラブ

パジェロミニは某ネットオークションにて20万円で購入後、同じカネをかけて整備。日本の林道は軽サイズが最適なんですよ。庶民は古典的パートタイム4WDのMTで頑張ります。ひっくり返っても、激安車なんで(職人)

 ってことで職人のパジェロミニ(ノンターボの5MT)に乗って箱根に向かったが、そのあまりの遅さに衝撃! 高速道路で時速80㎞が精一杯なのはまだしも、走り屋のメッカ・箱根ターンパイクの上り坂では、アクセルを床まで踏んづけても、エンジンがワンワン唸るのみで40㎞しか出ない! 「後ろからスーパーカーが全開で来たら木っ端微塵にされる!」という恐怖と戦いながらの登坂になった。 「上り坂や高速道路では遅いですけど(笑)、それでいいんです。オフロードや林道を探検して遊ぶには最適ですから。引っ繰り返っても笑って済ませられる値段ですし」(職人)

ディフェンダー90に乗り換えて再び衝撃

オートクラブ ここまで遅いと一種の娯楽かもと思いつつ、会場でディフェンダー90に乗り換えて再び衝撃。うおおおおっ! なんて快適かつ速いんだあ!  エンジンは2リッターガソリンターボで300馬力。パジェロミニ(52馬力)の約6倍だ。つーかパジェロミニ、ホントに52馬力あるのか? 30馬力くらいに感じるのですが……。  もちろんディフェンダーはオフロード性能もスゲエ。特筆すべきは渡河性能で、水深90cmまで進める。オフロードマニアの職人も、「自動デフロックや、死角がなくなるモニター、ボタン1つでエアサスの最低地上高アップと、いろんな装備に口をあんぐりです。ショートボディの90は、ロングボディの110よりさらにカッコいいですしねえ……」と脱帽だ。それでいて、お値段は551万円からと意外にお安い。似たような感じのメルセデスGクラスは、最低1251万円。その半分以下でコレが買えればお買い得やんけ!
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でも、実際にオフロードを走る人って…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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