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本格派はどっち! 20万円ド中古パジェロミニvs500万円超え新型ディフェンダー

でも、実際にオフロードを走る人って…

オートクラブ

試乗したのはガソリンモデルのディフェンダー90ファーストエディションとディーゼルモデルのディフェンダー110X-ダイナミックSE(写真)。ディーゼルは驚くほど静かで当然グイグイ走るけど、ガソリンのほうが好きかなあ(職人)

 でも、実際にこのクルマでオフロードを走る人って、どれくらいいるんだろう。職人曰く、「オフロードや林道で遊んでても、こういうピカピカのクルマで走りに来る人は皆無ですねえ」。そりゃそうだろう。オフロード性能がどんなに高くても、オフロードを走ればクルマはドロドロに汚れるし、傷も付く。横転すれば全損なのだから。 「日本の林道は、軽サイズが最適なんですよ。林道探検で一番重要なのは、行き止まりでUターンできるかどうかだったりしますから」(職人)  ディフェンダーの全幅は約2m。行き止まりからはバックするしかあるまい。

宝の持ち腐れでも「心の余裕が楽しいんですよ」

 というわけで、ディフェンダーのオフロード性能は宝の持ち腐れで、実際にはフツーの舗装路専用車になるのは明白だが、舗装路でも十分無敵に快適だ。全高も2m近いので、すべてのクルマを見下ろせる。3ドアは後席が狭そうに見えるけど、足元は広いので大人でも大丈夫。見た目も精悍でカッコいい。これが551万円~というのはバーゲンではないか? 「永福さんは、オフロード4WDは走るところがないって言いますけど、フツーの道でも、いざとなったらあの段差乗り越えられるな、っていう心の余裕が楽しいんですよ」(職人)  スーパーカーも、「いざとなったらスピードを出せるんだぞ!」と思って楽しむものなので、似たようなものですね。

【結論!】

 5ドアの「110」には、3リッターの直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドモデルも登場。ガソリンエンジンより静かで、絹のような滑らかさ、そして超パワフル! 究極のディーゼルエンジンでした。
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