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予想もつかない形となった衆院選。政権担当能力のある政党に最も必要なものとは/倉山満

魅力ある党首、吉村洋文大阪府知事に他なるまい

 4年前、小池百合子東京都知事が新党を結成、国政に出馬と聞いた途端に、民進党は解党した。連合に支えられた、衆議院96人と参議院60人の政党が消滅した。それだけ当時の小池都知事には「世の中を変えてくれるのでは」との期待があった。  では、現時点でそのような「魅力ある党首」は誰か。吉村洋文大阪府知事に他なるまい。  日本維新の会は、実質的な党首がよくわからない。松井一郎大阪市長が代表らしいのだが、2年後の引退を宣言している。では、人気抜群の吉村知事の出番かと思いきや、コロナ対策が終わるまでは知事に専念するとか。国会議員でないと首相の資格はないのだが……。

「吉村代表」で一気に政権奪取を狙うべきでは

 しかし衆議院選挙は、誰を総理大臣に選ぶのかの選挙だ。維新は政権を獲る気が無いのか。  ここは「吉村代表」で勝負! 立憲民主党の真人間を吸収、一気に政権奪取を狙うべきではないのか。  それとも国民民主党にその機会を譲るなら、話は別だが。
1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『嘘だらけの日本古代史』(扶桑社新書)が発売中

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