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N-BOXvsタントの勝者は?知られざる軽ハイトワゴンのコーナリング性能対決

タントに乗り換えると…

オートクラブ

タント スローパー

マリオ:タントに乗り換えると、ボディ剛性感および走りの質感はN-BOXにやや劣るものの、ステアリングの入力に対する反応がN-BOXよりも鋭く、かつリニア(※1)であることに驚きました。山道ではタントのリニア感がさらに際立ち、濡れた路面でもファン・トゥ・ドライブ性は上だと感動しました! 永福:雨のワインディングでは、差は歴然であったな。N-BOXはハンドルを素早く切ると、まずは車体がグラっと大きく傾き、その傾きが限界に達してからようやく曲がり始める。しかしタントは、ハンドルを切った瞬間からしっかり反応し、スタビリティ(※2)も高い。コーナリング中、全域で舵が効くのだ。 マリオ:左右切り替えしのカーブでも、クイックでした! 永福:スピン防止装置をカットすれば、タックイン(カーブ途中でアクセルを戻してリヤを滑らせるテク)も使えそうだ。まぁ、軽ハイトワゴンをコーナリング性能で選ぶ者は、いないだろうが……。 ※1 意のままに操れること ※2 ハンドル・アクセル・ブレーキ操作から揺れ具合までクルマの総合的な安定性のこと

【結論!】

自動車評論家ですら、軽ハイトワゴンのコーナリング性能は、「どうでもいい」とスルーしている。しかしカーマニアが軽ハイトワゴンを買うならば、絶対に無視できないポイントなのだ!
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日本一売れているクルマのN-BOX
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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