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野党にとって参議院選挙の勝利とは、「野党第一党でいること」ではない/倉山満

あまりにも盛り上がらない参議院選挙

 書くことが無い。あまりにも参議院選挙が盛り上がらないので。しかし、野党第一党党首の泉健太君の今の状況があまりにも忍びないので、書く。結論を一言で書く。泉よ、相談なら乗るぞ! 本来なら、もっと早く相談してくれれば……。
立憲民主党の泉健太代表

参院選の公示日である6月22日、立憲民主党の泉健太代表は第一声で「立民は物価高と闘う。そのためにも、いま必要なのは緊張感のある国会だ」と強調したが…… 写真/産経新聞社

 私事だが、立憲民主党の泉代表は、大学の弁論部の後輩にあたる。私は中央大学辞達学会、泉は立命館大学雄弁会だが、当時の弁論部はインカレサークルだったので、大学は関係ない。  今は立憲民主党の当選3回の森山浩行代議士が当時は明治大学雄弁部にいて、関東中の弁論部が集まった全関東学生雄弁連盟の委員長だった。学年で言うと、森山3年、倉山2年、泉1年。その森山さんが全関東だけでなく、関東以外の弁論部を集めて「全日本にしよう」と言い出したので、私は仙台から福岡まで日本中飛び回り、全日本学生弁論討論交流会を設立した。初代会長が森山さん、第三代会長が泉だった。ちなみに私は初代事務総長。という仲なので、泉の今の状況は、あまりにも忍びないので、御忠言申し上げる。

工夫もなく普通のことだけやっていれば、ジリ貧は当たり前

 昨年の衆議院選挙の大敗で枝野幸男前代表が退陣、4人の候補が乱立した選挙で泉代表が選ばれた。しかし、対立候補の3人全員が執行部入り。党内融和だけを演出する人事となった。初手から間違え方を間違えている。立民の多くの議員が、「この党は参議院選挙の後は、どうなるかわからない」と怯えていたが、参議院選挙の後は自民党にとって「黄金の3年間」だ。野党に未来など、ありはしないのに。参議院選挙を勝ち抜くことがすべてだったのに、泉ら幹部たちは普通の事を普通にやって、普通に負ける態勢が出来上がっていた。何の工夫もしなかったのだから、ジリ貧は理の当然だろう。  泉執行部では若返りができた。泉代表は当選8回。当選9回以上の「みんなが想像する民主党」の面々は役職を離れ、8~2回の中堅若手だけで国会運営他すべてを切り盛りしていた。結果、泉体制を支えるべき中堅若手は疲弊、それを旧幹部は高みの見物。元気いっぱいで参議院選挙後に権力を奪い返す気が満々だ。既に「蓮舫・辻本清美で立て直し」の名目で党を乗っ取ろうとの動きが露骨だが、そうした勢力の発言力は日に日に増している。
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立憲民主党には一刻も早く潰れてほしいが……
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