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売上高9兆円の“絶対王者”イオン。国内で独り勝ちできた「3つの理由」

今後は、中国・東南アジアと「都市型SC」

まとめると、GMS「ジャスコ」を展開していたイオングループは他の競合GMSが不調な中、郊外型店舗の強みもあり2000年以降にイオンモールの出店を続けました。 そして、イオンモールによる不動産及び金融事業からの収入が新規出店とM&Aの原資となり、さらなる規模拡大につながったと考えられます。ちなみに国内では大規模SC店の出店の余地が限られていますが、イオングループは今後、中国や東南アジアで出店を続けるほか、国内でも駅前などに「都市型SC」の展開を継続するようです。 既存事業に囚われるべきではないという岡田屋の家訓、「大黒柱に車をつけよ」が活かされているように見えます。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
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