――SM嬢時代の経験が活きたポイントは他にありますか。 白玉：体のケアなんかは、自分なりの方法がありました。たとえばどんなに事前のケアをしても、長時間の撮影でうんちが体に付けば臭いが体に沁みつきます。現場ではこれを紫のリステリンで洗い流すんですが、それでもやっぱり完璧ではなく……。 　私はそうした臭いをケアするために、半身浴でたっぷり汗をかくことにしていました。デトックスじゃないですけど、汗をしっかり出し切ることで臭いが改善された感じがありましたね。 ――いまでも付き合いのある業界の方は多いのでしょうか。 白玉：当時は女優仲間って本当にいなくて。SNS全盛のいまと違って、当時は女優同士が繋がるのを嫌がるプロダクションも多かったですしね。でも監督さんは、いまでもたまに飲みに行くって方が多いですよ。 【後編記事を読む】⇒閉鎖病棟に3回入院した元セクシー女優が明かす「メンヘラの“プロ・アマ”の違い」 ＜取材・文／太村 太＞営業・バス運転手・SEといった職を経験してきたジョブホッパー。編集プロダクションでの修行を経て、現在はフリーライターとして活動中。将来はボルゾイを飼いたいと願ってやまない