仕事

大学教授への依頼文はなぜ“炎上”した?思わず「引き受けたい」と思わせるメールの極意

伝えると印象アップな要素とは?

 初めてやり取りする相手に対しては、警戒心を解いてもらうために、簡単な自己紹介や過去の実績を送るのも有効だ。 「一口にインタビュー記事といっても、メディアによっては煽るような嫌な紹介のされ方をすることもあると思います。そういった意味で相手の方に安心していただけるように、自分のポートフォリオを送ったり、『こんな感じで書こうと思っています』と参考記事を送ることで、あらぬ誤解を防ぐこともできます」  そして、中村氏が依頼文作りでもっとも重視しているのは「なぜあなたに依頼したか」という具体的な理由を相手に伝えることだという。

「あなただからこそお願いしたい」理由

ビジネス メール「他にも質問に答えられる人がたくさんいるなかで、なぜ他でもないその人にお願いしたのか、具体的な理由を述べられると、『この人はここまで自分のことを調べてくれているんだ』という好印象につながるし、適当に依頼しているわけではないということも伝わるはずです。  私自身、取材の依頼を受ける機会もしばしばあるのですが、どの記事や投稿を見て依頼したのかを教えてもらえると、自分がどんな回答を求められているのか想定がつきやすく、その後のやり取りもスムーズにいきます。依頼文が多少長くなるとしても、『なぜ、あなたがいいのか』を伝えることには大きな意味があります
次のページ
冒頭の依頼文はなぜ炎上したのか?
1
2
3
4
様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ