仕事

中年管理職は知らない「若手社員が辞めない会社」に共通する3つの特徴

特徴③「仲間意識を共有」

若手社員が辞めない会社 若い世代にとっての職場は、ただの勤務地ではなく、彼らが社会に貢献し、意義ある仕事を行っていると感じることが重要です。  特にこの世代は、自己実現とともに仲間との結束感を重視するため、企業は従業員が共に成長し、一体感を感じられる環境を整えることが必要。では、若い世代が「この会社なら、仲間とともに社会に貢献できる」と感じるチームづくりの戦略を掘り下げたいと思います。  会社としての大きな目標に、全員が一丸となって取り組む意識は、強固なチームを作る基盤となります。会社の目指す方向性を共有し、メンバーそれぞれがどのように会社の目標に貢献できるかを考えることが、帰属意識と仕事へのモチベーションを高めます。

三方よしの精神を含んだサービス設計を

 若い世代は、自分の行動が他者や社会にポジティブな影響を与えていることを重視します。「三方よし」の精神は、自分にとっていいこと、相手にとっていいこと、世の中にとっていいこと、この三方面において利益をもたらす考え方です。 「できる社員には早くマネジメント経験を積ませるのがよい」と先ほども説明しましたが、こうした若いチャレンジを成功に導くことも上司やチームの役目だといえます。  萎縮してしまってはいい成果は出ません。メンバーが失敗を恐れずにイキイキと挑戦し続けるためには、できたことに対して承認してあげる社風をつくることが一番です。  このように、若い世代が「この会社なら、仲間とともに社会に貢献できる」と感じさせることができるチームづくりは、彼らが長期にわたって企業に留まる要因となります。  上の世代の方から見ると「若者は理解ができない」と感じてしまうかもしれませんが、実は求めているものはシンプルなのです。ぜひ意識して、これからの接し方を見直してみていただければと思います。
20代専門転職アドバイザー、株式会社デザイナー代表取締役CEO。1995年、大阪生まれ。キャリアアドバイザー兼ヘッドハンターとして過去2000人ほど、就活・転職相談に従事している。特に20代のキャリア支援には定評があり、26歳という若さで2022年には西日本ベンチャー100に選出される
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