『七人の侍』はコメにつられてとんでもない目に遭う侍たちの話!?
映画史上、文学史上に残る名作たち。一応知っておかないと恥ずかしい気はするけど、なかなか時間もないし面倒なもの。そんな名作を、見た人、うろ覚えの人、未見の人にザックリ一言で語ってもらいました。これを読めば、あの名作が一瞬で理解できる!(かも)
◆映画部門
『東京物語』
都会に染まった息子たちは冷たいなぁ、っていう話
31歳・男・運送
『七人の侍』
コメにつられてとんでもない目に遭う侍たちの話
25歳・女・大学事務
『東京物語』
’53年・日本。東京で暮らす子供たちを久しぶりに訪ねた老夫婦だが、それぞれの生活に追われる子供たちには歓迎されず……。巨匠・小津安二郎の代表作。出演/笠智衆、原節子
見たことある人は「都会に染まった息子たちは冷たいなぁ、っていう話」(31歳・男・運送)と作品のテーマを結構的確に指摘してる。一方、未見の人で多いのは「若者が上京して大人にダマされたり、異性関係でモメたりする話」(31歳・男・不動産)といった想像だ。でも、「大学生の乱れた性を描いている」(22歳・男・大学生)あたりは江川達也のマンガ『東京大学物語』と混同してない? 「都会で暮らす男女の爛ただれた関係を描いた’60年代の日活映画」(36歳・女・派遣)とは、ロマンポルノじゃあるまいし。「昭和30年代、東京タワーがぐんぐん建っていく頃の下町の話」(19歳・女・フリーター)って、たぶんそれ、別の映画のことだと思うけど……。
『七人の侍』
’54年・日本。戦国時代の農村を舞台に、村を襲う野武士を倒すべく雇われた侍たちの壮絶な戦いを描く。
日本映画の最高傑作との声も高い。監督/黒澤明、出演/三船敏郎、志村喬
「7人の侍と農民が団結して野武士と戦い、とりあえず勝利するけど、それなりに痛手を負って終わる」(38歳・男・不動産)と、男気溢れる物語なのだが、一方では「コメにつられてとんでもない目に遭う侍たちの話」(25歳・女・大学事務)って、何かショボい男にさせられてる。「最初は7人いた侍が少し死んで、4人くらいに減る映画」(25歳・女・フリーター)は、話の筋ボンヤリしすぎだろ。
見てない人からは「必殺仕事人的な話」(32歳・女・アパレル)、「侍7人が強さを競う、『ドラゴンボール』の天下統一武道会みたいな話」(31歳・男・不動産)って、主水も悟空も出てこないから!
― 名作映画&小説[ザックリ解説]大賞【3】 ―
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