ネットでチームをつくり寄付を呼びかけすでに4億円!
4、義援金
ネットでチームをつくり寄付を呼びかけすでに4億円!
今「ジャスト・ギビング」というネットを利用した義援金集めが注目を集めている。これは、寄付を集めたいと思った人は誰でも「チャレンジャー」になれ、支援先団体を選んでウェブサイトを通して友人などに寄付を呼びかけるという仕組みだ。賛同者は「チーム」の一員となり、仲間同士で支援の輪を広げていくこともできる。チームの人数は3~4人から、多ければ数百人に及ぶ。
著名人のチャレンジも数多い。その一つが、元ライブドア社長・堀江貴文さんの「チームたかぽんのチャレンジ」だ。震災翌日の12日、堀江さんは、国内災害支援活動が専門の「シビックフォース」を支援団体として選び、寄付金1000万円を目標にチャレンジを開始。26日現在、「チームたかぽん」の参加人数は195人で、目標を大きく上回る6941万円を集めている。
堀江さん以外の、約1900人のチャレンジャーの呼びかけも合わせると、延べ3万人以上の人から、4億円近くの寄付金が集まった。一人一人の寄付金額は500~3万円程度と、少額で手軽に社会貢献ができるというのも人気の理由になっているようだ。
また、今回は災害復興支援ということもあり、手数料の10%は「ジャスト・ギビング・ジャパン」などが負担するうえ、手数料分を上乗せした全額が寄付される。
そのほか、ポイントを利用した寄付の呼びかけも目立つ。TSUTAYAではTポイントによる緊急募金を行い、3月16日には義援金が1億円を突破した。すでに総額9000万円を被災地域の自治体に寄付している。中途半端にたまっているポイントがあるなら、この際、活用してみるのもいいだろう。
また、動画サイト「ニコニコ動画」では、震災支援用の広告枠を購入することで募金ができる。約30万人から1億3000万円が集まったほか、募金用の壁紙のダウンロード売り上げなども合わせると、約2億円が集まっている。
◆ネットで義援金の申し込みができるポイント
ビックネットポイント、ソフマップポイント、楽天スーパーポイント、Oisixポイント、Yahoo!ポイント、NTTドコモポイント、ソニーポイント、ファンケルポイントなど多数
◆飛行機のマイレージを寄付
ANAは1000マイル、JALは7500マイルを1口として、被災地支援を行う社会福祉法人などに寄付することができる。両社ともに1マイル=1円相当に換算
◆動画を再生するだけで寄付
「YouTube」で悟空とアラレちゃんからの応援メッセージ動画を再生すると、広告収益の全額が被災地への義援金に。3月15日以来、190万回再生されている。英語版もある
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