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阪神“大補強”にファンはブーイング「西岡、日高に福留まで!?」

 メジャーから復帰の西岡剛内野手、オリックスからFAの日高剛捕手を獲得し、さらにこれまたメジャー帰りの福留孝介外野手も獲ろうかという阪神タイガース。5位に終わった今季終盤、チーム再建を託され就任した中村勝広GMによる“大型補強”が、連日スポーツニュースをにぎわせている。

阪神

カブス時代の福留。ファンが定番の応援フレーズを誤訳し「偶然だぞ」と書かれたサインボードを掲げる事件もあった。(c)カネシゲタカシ(スポーツナビより)

 しかし、GMのドヤ顔とは裏腹に、この補強、ファンにはすこぶる評判が悪い。

「絶対反対! というか、全員いらんし。日高獲るんなら、何のために小宮山を我慢して使ったのか? 上本や平野もおるのに西岡は不要。ましてや福留獲るのは論外」

「西岡も福留もいりません。今こそ新陳代謝しないといけない時期です。阪神はメジャーリーガーの墓場ではありません」

「西岡はともかく日高は絶対いらないと思います。年齢的にも藤井とあまり変わらないですし。だったら今年少し成長した小宮山か今成を使っていくべきだと思います」

日高、福留はともに35歳。どう考えても全盛期は過ぎているし、実際、今季の成績はお世辞にもほめられたものではない。年齢的には28歳と働き盛りの西岡もメジャー2年で通算2割1分5厘、今季は3試合で12打数無安打。はたして戦力になるのか、という疑問が湧くのも当然だ。ファンのみならず、中日・高木守道監督やOBの江夏豊氏からも西岡獲得を疑問視する発言が出ていて、喜んでるのは中村GMだけというトホホな状況。

ただ、賛成意見もあるにはあって、「日高:小宮山、藤井の故障に備えた三番手の控えとして獲る分には賛成。福留:3人の中で一番有意義な補強。伊藤隼が伸びたら左の代打に」というファンも。が、その人も西岡については「どうせ2年後に国内FAするのに……上本・北條が伸びる邪魔でしかない」と否定的。ベテランのファンからは「今オフは阪神ファンであることが恥ずかしい。アレも欲しいコレも欲しいって、昔の巨人じゃあるまいし。お願いだからやめてくれ~!」と悲痛な叫びも出るほどだ。

「『とにかく勝てばいい』以外、何ひとつ伝わってこない前近代的な補強策。はっきり言って怒ってます。なぜ巨人が歩いた失敗の道をわざわざトレースするのか。中村GMの“GM”は『ごっついマゾ』の略なのでしょうか?」と憤るのは、『みんなのあるあるプロ野球』の編著者で漫画家のカネシゲタカシ氏。

「阪神が来季優勝争いをするための秘策。それは中村GMに『来年優勝したら解雇、3年後に優勝したらボーナス』という指令を出すこと。福留獲得などスッパリあきらめ、あわてて若手育成を指令する姿が目に浮かびます。だいたいのことが裏目に出るキャラクターでおなじみの中村勝広氏のこと、これで逆に来年優勝できそうな気がするのですが……」とは皮肉な見方だ。

「フロントは補強が仕事なので、勝つための投資は賞賛されてもよさそうなのに、阪神の場合はそうならない。それは『若手選手がかわいそう』という同情論だけじゃなくて、失望の歴史の積み重ねがあるからです。大して働かない外国人や全盛期を過ぎた大物選手を連れてきて競争もなしに使う。そのうちに期待の生え抜きはしおれてしまう……そういう状況にほとほと嫌気が差しているんです」とは、自称阪神タイガース評論家の鳴尾浜トラオ氏の分析。

「もし日本一になった巨人の選手たちをそっくりそのまま預かっていたとして、今年の阪神首脳陣では優勝できなかったと思う。緊張感のある競争状態などとても作れそうにないですから。『補強するな』でも『若手使え』でもなく、『ガチンコ勝負で活性化させよ』と。新任のベテランコーチたちがどこまで変えられるかに、わずかな期待をしています」

これだけみんなが嫌がってるのに、もし福留まで獲っちゃったら、マジで暴動が起こるかもしれませんよ、中村GM! <取材・文/新保信長>

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