うどんにキャベツやカボチャは合うのか…独特な関東うどん文化
―[激論!全国[ご当地うどん]バトル]―
今や全国的におなじみとなった讃岐うどん。しかし、それ以外にも全国各地にさまざまなうどんがある。そばよりも地域性が強く、それぞれの土地の人がそれぞれに愛着を持っているうどん。そんなご当地うどんの魅力を熱く語り合っていただきましょう!
◆関東編
「濃いダシで、甘い油揚げやかまぼこがのった東京のうどんが一番だね」(42歳・男・東京都)、「山梨の吉田のうどんは麺が太く、キャベツや肉などが入ってて食べごたえ抜群!」(23歳・男・山梨県)、「武蔵野うどん(埼玉・東京)は麺の旨みと食感と具のダシが絶妙」(49歳・男・京都府)などの声もあったが、多くの支持を集めたのが日本三大うどんに挙げられることも多い群馬県の水沢うどんだ。
「群馬は小麦の名産地でうどんの宝庫。最近は幅広麺のひもかわうどんも脚光を浴びてますが、あれはあくまで観光客向け。やっぱり日本一は水沢うどんでしょ。コシでいえば讃岐うどんよりいいし、稲庭うどんは中途半端に麺が細くて食べた気しないし」(39歳・男・群馬県)と他の三大うどんにライバル心むき出しの意見をはじめ、「のどごしが最高。もっちゃりせずプチッとした歯ごたえとコシが残る食感もいい。水で締めて冷たいざるうどんで食べる印象が強いけど、釜揚げもうまい。釜揚げでもコシが残って食感そのままだから」(38歳・男・群馬県)と、皆一様に語るのがコシと食感だ。
◆水沢うどんに負けじとほうとうも奮闘!
水沢うどんに負けじと人気を集めたのが、山梨県の郷土料理として名高いほうとう。「平べったいのでツユが絡みやすくもちもちしてていい」(48歳・女・千葉県)、「カボチャの甘みが味噌とマッチ」(48歳・男・青森県)と山梨県外のファンも多いようだ。
そして山梨にゆかりのある方々からは、「味噌汁代わりに母親が作ってくれてました。あのコシの強さと濃い味に慣れてると、京うどんみたいに味薄めのやわらかいうどんには違和感ありますね」(30歳・男・山梨県)、「山梨出身の嫁の実家では、カボチャやニンジンが入ったお義母さん好みの甘めタイプと、大量のネギ、里芋、鶏肉が入ったお義父さん好みのしょっぱいタイプがある。どちらも落ち着く味。いい意味で何でもありで、他の有名ご当地うどんみたいに、“こうじゃなきゃ○○うどんじゃない!”みたいな押しつけも少ないから、愛着も湧きやすいです」(38歳・男・東京都)などの意見が。庶民の日常食ゆえに、“こだわりがないのがこだわり”なのかも。
【吉田のうどん・山梨県】
山梨県富士吉田市を中心に分布する郷土料理。非常に硬くコシの強い太麺が特徴。つけ麺や冷やしでも食される
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【ほうとう・山梨県】
山梨県の郷土料理。幅広に切った麺をカボチャ、ニンジン、里芋などの野菜と一緒に味噌仕立てのツユで煮込む
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【水沢うどん・群馬県】
群馬県水沢地域に伝わる。やや太めでコシが強く、白く透き通った麺が特徴。舞茸の天ぷらが定番の付け合わせ
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