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35歳以上無職独身者が“仕事を失った理由”

無職,独身 現在、無職であるという35~49歳(独身の男女200名)を対象にアンケートを実施。その中で「無職になった理由」という質問に対し、精神的な病気で辞めた人たちが約46%に上った。

 次いで高かったのは、倒産、リストラ、派遣切りといった会社都合で仕事を失った人で約22%。

「何度かの転職後、正社員として労務管理職に就いたが激務で心身ともに崩れ、自殺未遂を図った」(42歳・男性)、「高校時代から精神的に弱かったが、卒業後、正社員の仕事が見つからず職を転々としているうちに、うつ病になってしまった」(36歳・男性) というような悲痛な声が……。

 彼らの多くは、根が真面目な人たち。働かなければならないと強く思うほど心の状態を悪化させてしまうのだ。

 また、「持病のヘルニアが重くてもう働けなかった」(35歳・女性)、「交通事故で脊椎損傷。車いすで働く環境がなく自主退社した」(39歳・男性)といった、病気やケガを理由に挙げる人々も約12%存在。

 再就職以前に、通常の日常生活を送ることもままならず、うつ病に陥ることも珍しくない。事態は一般の無職・独身者より深刻だ。

 そして、「キャリアウーマンの母に代わり、仕事を辞めて父を介護」(45歳女性)、「父親が病気になり、看病するために退職した」(35歳男性)のように親の介護を理由に会社を辞める人も約8%いた。しかも、「介護に当たっているから就活ができない」(45歳・男性)などのように介護問題を抱えると仕事への復帰も一筋縄ではいかない。

 日本の少子高齢化はさらに進んでおり、介護が必要な人間は増えこそすれ、減る要素は見当たらない。30~40代に限らず、全世代が直面する社会問題だ。

 また、「無職から抜け出せない理由」について尋ねると、「ハローワークの窓口に行っても年齢で門前払いされる」(44歳・男性)と年齢を挙げる人もいれば、「外に出るのが怖い」(44歳・女性)とひきこもりに陥った人もいる。彼らに共通して言えるのは、気力の著しい減退だ。これが悪化して「もういいや」となってしまうと、社会復帰はさらに遠のいていく。

 職を失い、社会から孤立する「入り口」は無数に用意されているのだ。3/26発売の週刊SPA!「未来が見えない!35歳以上[無職・独身者]のリアル」特集では、この200人アンケート結果詳細の他、実際に無職独身生活を送る人々を密着取材している。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!4/2号(3/26発売)

表紙の人/滝沢秀明

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