燃費対決ドライブ【2リッター直噴ターボ vs 5リッターV8】の結果は?
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
昔の人なら神戸といえば小林旭の『昔の名前で出ています』をイメージするかもしれませんが、イマドキ神戸といえば、“ゆづるきゅん”こと羽生結弦選手の聖地であります。消費増税は、ゆづるきゅんの金メダルで乗り切れる! そのように弓弦羽神社に祈願したいということで東京から往復1000km超。弾丸ツアーで行ってきました!!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
◆神戸へクルマで日帰りして結弦クンの聖地にお参りしました【後編】
⇒【前編】はコチラ
ボルボXC60は、最新の“ぶつからないクルマ”なので、前車をレーダーで感知して追従する、レーダークルーズコントロールを装備している。時速100kmに設定してゆるゆる流せば、アクセルもブレーキもほぼ踏む必要ナシ。ハンドルを操作するだけで夢のように快適に走る。1年後に新東名の未開通区間(引佐‐豊田東間)が開通すれば、西へのドライブはさらに快適になる。スバラシイじゃないか。平均燃費計はリッター15kmのあたりを指している。
対するマスタングV8は、寒いので幌を閉めて走る。時速100kmでの巡航時、エンジンは小声で「ドルルルル~」とささやくのみ。レーダークルーズコントロールはついてないが、こっちも快適だ。
途中SAに2回寄って朝飯と昼飯を食べる。日本のSAは本当にスバラシイ! 朝のカレー、昼の鰻丼ともに失神するほどうまい。日本のSAは世界一、金メダルだ。世界20か国の高速道路を走っている私が言うんだから間違いない。これで制限速度がもうちょい高けりゃ昇天だ。世界基準は時速120~130km。ご検討ください。
このように快適に走って無事、弓弦羽神社に到着。宮司さんにゆづるきゅんの書いた絵馬も見せてもらえました。涙が出ました。
燃費は、XC60がリッター14.5km、マスタングが11.6kmだった。ボルボのこの数字、SUVの高速巡航としてはスバラシイ。レクサスRXハイブリッドだってリッター13kmくらいしかいかない。ボルボがトヨタのハイブリッドに勝った!
が、もっと驚くべきは5リッターV8のマスタングが、リッター11km以上走ったことだろう。大排気量のアメ車も、こういう高速巡航ならかなり伸びる。トヨタのハイブリッドSUVは、アメ車に負けないように気を付けてもらいたい。
【結論】
神戸日帰りドライブは合計15時間かかりました。帰路は新名神土山SAで近江牛スタミナ丼をいただき、うますぎて失神でした。ロングドライブは楽しいです。休日5割引き(今年6月いっぱい)があるうちにどうぞ
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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