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[アキバJK商売]のボーダーラインは?

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その11 ―


JK,女子高生

秋葉原の路上に立つJK姿の女性。JK産業を取り締まっても、当局とのイタチごっこは続く

 最近、女子高生を性の対象として見てはいけない風潮が高まっています。未成年者に対しての淫らな行為はもちろん、淫らな行為を連想させるものを街から排除したいのです。

 ところが、秋葉原ではJK散歩やJKリフレなど、JK○○なる商売が活況です。JKとの接触がぎりぎりまで、できるサービスが次から次へと現れ、最近ではJKリフレでのプロレス技をかけるサービスにまで発展し、取り締まりの対象になりました。

 秋葉原のJKビジネスはどうなっているのか、そもそも合法なのか。そこらへんを考察してみましょう。

 秋葉原は歌舞伎町や六本木のように、風俗営業の許可が下りない場所です。風俗営業というのは、大きく分けてふたつあります。キャバクラなどの女性が接客する飲食店と、ファッションヘルスなどの本当の風俗に分けられます。ですから秋葉原ではキャバクラとヘルスは営業してならんとなっています。でもアキバ風のキャバクラが実際あるじゃん、という人もいるでしょう。実はアキバ風キャバクラのほとんどが、風俗営業のできるJR神田駅周辺にあるのです。ですが、してはいけないことをしたがるのが人間の心理、そこに巧みなマーケットが存在しています。

 風俗営業ができないなら、喫茶店やマッサージならいいでしょう。むしろ喫茶店にしたほうがJKバイトを雇えるしと一石二鳥の目論見が働き、メイド喫茶などが幅を利かせているのです。

 でも、メイド喫茶じゃ刺激が足りない。

 オタクのお客さんは熱心で、かつお金を持っている。その財布の紐を緩くさせる、限りなく風俗に近い喫茶店やマッサージはないかと模索している経営者が結構いるのです。

 そこで現れたのがJK散歩サービスやJKリフレサービスです。結果、いろいろ淘汰されて、でっかく営業しているのが和風の耳かきサービスです。これは今のところセーフとなっていますね。

 耳かきは、以前取材で行ったことがあります。浴衣を着た若い女性に膝まくらをしてもらいと、ちょっと身を委ねた感があって心地いいです。風俗に行く前に風呂に入る、身だしなみ重視のオヤ充としては、そこに行く前に、あらかじめ耳クソを取ってから臨みました。しかも「常に耳を掃除してるから、やんなくてもいいんだよ」って豪語したのですが、「お客さん、凄いデカいのありますよ~」と、言われてすごくショックを受けました。耳掃除のほかに、肩や首をマッサージしてくれます。案外そっちのほうが気持ちいいです。人気店で何件も店を展開し、システムも完全にマニュアル化してあり、これは問題ないだろうと。

 一方、最近アウトになったのは、JKリフレでのプロレス技ですか。JKの太ももに頭を挟まれて、悶絶しているお客さんのイラストがスポーツ新聞に載ってましたが、これは見るからにダメでしょう。

 要するにマニュアルが徹底せずに、イレギュラーで何かが起きる、あるいはオプションのサービスがたくさんある業態は、取り締まりされる可能性が高いのです。JK散歩にしても、散歩自体は問題がないのですが、裏オプションをしたがるお客さんがいて、淫行に繋がるからと、営業をやめさせたのです。

 風営法の営業許可が下りないからこそ生まれる、アイデア商売というのも、なんか皮肉ですよね。当局も毎回現れる珍商売に対して、どう判断したらいいのか、戸惑うでしょう。イカツイ顔の刑事さんが「耳かき気持ちよかったっす、あれは大丈夫~」とか言ってんのかなと思うと、結構面白いんですが。

 このJKマーケットを煽る表現は、メディアでも年々厳しくなっています。昔のJK制服ものの傑作と言ったら名曲「セーラー服を脱がさないで」でしょう。今ならまず企画が通りませんね。「釣りキチ三平」ぐらいタイトルがやばいです。セーラー服を脱がすという表現がアウトですし、歌詞も「エッチをしたいけど~」と、当時ですら、淫行を連想させると顰蹙だったのです。’85年のヒットですから約30年前、テレビでは、まだ裸が堂々と映っていました。実に古き良き時代です。

 一方こんな話もあります。以前、私はアサヒ芸能でコラムを書いていましたが、極力女子高生やJKという単語を使わないでとお願いをされました。あんなエロの宝石箱みたいな雑誌に言われてもと思いますが、あくまで大人の性はオープンであって、未成年はご法度なそうです。

 未成年、特にセーラー服に対する規制がいかに厳しいか、こういう例もあります。知り合いのカメラマンが、セーラー服を着せた、ハタチ過ぎの女性を連れてラブホテルに入ったら、すでに駐車場を歩いている段階で、ホテルからおっさんが飛び出して来て「何やってんだ、そんな格好で入れるわけないだろう、帰れ~」と、怒鳴られたそうです。けなげに女性が「もうハタチ過ぎてるんです~、これ撮影で使った衣装なんです」と、弁解したらしいのですが、「その制服が問題なんだよ、お前ら店潰す気か~」と、まくしたてられ、とっと帰らされたとか。

 当局から、よっぽど耳にタコができるくらい言われているんでしょうね。女子高生とか制服を着ている女を入れたらアカンと。

木村和久

木村和久

 そんなわけで年々JKに対する風当たりが強くなって来ております。分別のある大人は、間違いを犯さないように。女子高生の携帯電話のなかに、おやじの携帯番号が入ってること自体が怪しいです。女子高生はなんかで捕まったとき、お前は鑑別所に入って一生終わりだ、助かりたかったら、誰か知り合いのオヤジの携帯番号教えろと言われる、都市伝説があります。JKにはホント近寄らないほうがいいですよ。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

おニャン子クラブ A面コレクション Vol.1

今ではセーラー服を脱がすという表現がアウト! ’85年のヒット曲を聞けば、あなたも古き良き時代に戻れる!?




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