雑学

お店も協力!? カリスマキャバ嬢たちの脱税事情

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その10 ―


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確定申告をしないネオン街で働く女性たちには脱税リスクがつきまとう

 最近、メディアを賑わせているカリスマキャバ嬢の最高月収が1000万円を超えているらしい。だが、ちゃんと税金を払ってるんですか~。単純計算しても、年収1億円越えですぞ。調子こいて、お金持ち宣言すると、喪黒福造みたいな税務署のオッサンに、背後から肩を叩かれますよ。

 キャバ嬢に税金の話をすると「ちゃんと1割引かれているから、払ってますよ~」というコがほとんどだ。確かに、源泉徴収で1割ほど天引きされている。でも、それはあくまでアルバイト感覚のキャバ嬢の話であって、月1000万円を超える高収入のコは、確定申告をして税金払わないといけない。

 そもそも年収1800万円以上の人は、約4割の所得税を払う仕組みになっている。もし1億円の収入があるなら、必要経費と控除を差し引いて、100歩譲っても7000万円ぐらいの収入となり、まあ2500万円ぐらいの所得税を持って行きなさい、となる。もしちゃんと税金を払っているのなら、それはそれでいいんですけど。

 もちろん税務署もそこら辺のチェックはぬかりない。日頃からテレビを見て、こいつ稼いでるなという人間は一応調べる。案外、テレビや雑誌で足がつく人は多いんですよ。人間金持ちになると、つい自慢したがるんですな。

 キャバクラの店にも当然協力を仰ぐ。おたくの店の、収入の多いキャバ嬢、上位10人の名簿を出してくださいとかね。そういうことはしている。銀座のクラブのママとかは、ちゃんと確定申告をしていることが多いが、キャバクラ嬢が自主的に確定申告することはまずない。

 だいたいキャバ嬢が収入の4割も税金を払ったら、こいつら絶対仕事しないもん。しかも高額納税者になったら、春先には予定納税という、前納制度にも従わなければならない。そんな余分なカネなんて、あってもビタ一文払う気ないからね。

 お店がどっちにつくかというと、当然キャバ嬢側だ。キャバ嬢の確定申告逃れのために、超いい加減な作戦に出ることもある。提出したキャバ嬢の名簿リストをわざと間違えるのだ。キャバ嬢の住所番地をごまかす、例えば数字の7と9を書き間違えいるとか、本名を知らなかったって、また間違う。そうやって相手をケムに巻く。

 二重帳簿にしている店も結構ある。キャバ嬢の数を水増しして、たくさん稼いでいるキャバ嬢の収入を減らす作戦に出て、確定申告を免れるようにするとかね。

 店全体を二重帳簿にしている店もありましたが、それは完全なる脱税でしたけど。ただキャバクラの運営会社名はころころ変えます。だいたい2~3年で会社名を変え、過去の会社は倒産したので、帳簿はないと言い張りますから。税務署側もこの店が怪しいと思ったら、キャバ嬢の確定申告より、キャバクラ本体の脱税にシフトを変える。そっちの方がヤマとしてはデカイ、年間売上げ数億円ですから。

 というわけで、わずか1割の源泉徴収税のみを納めて優雅な生活を送っているキャバ嬢はたくさんいる。以前、新宿のカリスマキャバ嬢で、5000万円貯めたコがいたんだけど、そのコは、確定申告をしていないから住宅ローンが組めず、現金でマンション買うと言っていたなあ。そのときは老婆心ながら、絶対やめろと言いました。不動産や外車などの高額商品を買うと、どこからともなく税務署がやって来て、マンション買ったのはいいんですが、そのお金はどうやって工面したの? と、必ず聞かれる。コツコツとキャバクラでバイトしてと言った瞬間にアウトだよ。「あなたそんなに収入があるのに、確定申告してませんね」となって、追徴されるから。

 昔、闇金やオレオレ系の人が、キャバクラで豪遊していた時期あったんだけど、その人たちも、不動産や外車を買うとアシがつくから、所詮ブランド品を買って、キャバクラで騒ぐしかお金の使い道ないんだよね。

木村和久

木村和久

 稼いでいるキャバ嬢は、脱税しているとは言わないけど、確定申告はあまりしてないよな。だから、そんなに稼ぎまくって、カネの亡者にならないでさ、たまにはお客さんとエッチでもして、社会に幸せを還元しようよ。オチはそっちか~。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』





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