更新日:2014年07月01日 09:18
お金

日本一広いマンションに住む女性の「お金の使い方」

 5月16日、総務省が発表した’13 年の家計調査報告によると、1世帯当たりの平均貯蓄残高は1739万円だった。前年に比べ81万円増え(4.9%増)、増加率、金額とも、過去最高になったという。一般感覚からすると高いように思えるが、中央値でも1023万円ある。  アベノミクスで景気はよくなりつつあり、資産家はますます富を増やしている。一方で、多くの労働者は景気回復を実感できない上、消費税増税によって実質的な給与は下がってさえいる。その差はどこにあるのか?  これまで多くの富裕層に接してきたバカリーマン日本代表の伊藤喜之氏は、「お金持ちは、常識と他人の考えに振り回されず、本人の『好き嫌い』『損得』で判断してお金を使います。一般人のモノサシではなく、彼らの基準を知ることが近道です」と分析する。  取材を進めると、お金持ちは単にケチなのではなく、“使うところ”と“使わないところ”のメリハリが利いている人が多かった。世間ではよく「お金持ちはケチ」と言われるが、富裕層たちは何にお金を使い、逆に何にお金を使わないのか。一般人とのお金の使い方や考え方の違いを取材した。 ◆オンラインスクール学長「日本一広いマンションに住む女性は日本一整理上手でムダを省く」【資産30億円超】
高嶋美里氏

高嶋美里氏

 東京タワー、スカイツリー、レインボーブリッジが一望できる、日本一広いマンションに住む、高嶋美里氏。現在はインターネットビジネスのオンラインスクールを開校し、ノウハウを教えている。ちなみに、日本一の広さを持つ東京・湾岸に位置するこのマンションの部屋は610平方メートルだとか! ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=653037 「“日本一広い”から買ったわけではないんです。部屋から夜景を眺めたとき、『ここで仕事をしたら、絶対に効率が上がる!』と思ったからなんです。しかも最上階には大好きな露天風呂があるので温泉旅行に行く時間も節約できるし、海も近いのでちょっとしたリゾート気分も味わえるんです。一般に男性は、稼ぐようになるとモテるためにキャバクラに通ったり、いい車や時計を持とうとしますが、私は主婦なのでそこに興味がない。自分のスキルアップや経験のため、心地よい時間と空間のため、子供との新しい体験のためには投資をしますね。逆に、それに当たらないものにはお金を使いません」  一方、経験は増やしても、“モノは増やさない”のがポリシーだ。
富裕層

この部屋で仕事をしたら効率が上がると思った!

「年に数回しか使わないものはレンタルで十分ですよね。車だって、必要なときにタクシーを利用。アクセサリーもつけないし、服もこだわりません。経験はお金を呼びますが、外見を飾り付けても何の益もないので。一瞬の『欲しい』『楽しい』は必要ないんです」  デスク周りも、写真のとおりスッキリと片付いている。 「モノはすべて引き出しかデーターに収めます。収まらないものはすべて処分。大切なことはその場でグーグルドライブに記入して、紙にはメモをしない。モノが多いと探したり、ほかのモノが目に付いて、ムダな時間と頭を使ってしまう。常に身軽で必要なものだけあればいいんです。そうすれば、すぐ動けるのでチャンスを逃がしませんからね」  時間と思考を取られるものには、お金をかけない。「時間をカネで買う」とはこういうことか。 【高嶋美里氏】 遊雅セレブリティ代表取締役。オンラインスクール「シビスアカデミー」学長。著書に『あなたの1日を3時間増やす「超整理術」』などがある ― 資産1億円超 富裕層の[ドケチ哲学]【1】 ―
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