デジタル

現役販売員が教える「買ってはいけない家電」

家電

業界大手に長らく勤務する兼田氏は現在も現役の販売員として現場に立つ。とくに白物家電、テレビ、レコーダーなどの商品知識が豊富(※写真はイメージです)

 大手家電量販店で、販売員歴9年の兼田祐二氏(仮名)は、あくまで個人的な見解と前置きした上でこう証言する。

「海外メーカーは買うべきではありません。“安かろう悪かろう”というイメージを抱いている人も多いと思いますが、実際その通りなんです。クレームを受ける約7割が海外メーカーで、その中でも目立つのが、ハイアール製品ですね。洗濯機は水漏れ、冷蔵庫は冷凍室がうまく稼働せず、いまどき霜だらけになるというクレームが多いです」

 現在、国内メーカーも部品は海外で製造することが当たり前になってはいるが、クレームが増えた実感はないという。しかし、液晶テレビは例外なのだとか。

「国内メーカーですが、海外での販売に力を入れているオリオン電気の液晶テレビは、買うべきではありません。“低価格で長寿命”が液晶テレビの特徴なのですが、残念ながら同社の製品は“低価格で短寿命”。通常10年程度はもつのですが、3年を過ぎた頃から映らなくなったというクレームをよく耳にしますね。安い商品を買う場合は、それなりの覚悟や諦めが必要。それが持てないようであれば、中級以上の値段がついている商品を選ぶべきでしょう」

<クレームの多かった商品ベスト3>

●1位<洗濯機>ハイアール(中国)JW-K50F-W
●2位<冷蔵庫>ハイアール(中国)JR-NF305AL-S
●3位<テレビ>オリオン電気 DL32-32B

 兼田氏のアドバイスはごもっともだが、それでも、少しでも安く手に入れたいと思うのが消費者心理。失敗せずに安く手に入れるためには、どうするべきなのか。

「ひとつ前の型落ち品を狙うべきですね。性能は新型とほぼ変わらないのに、定価の5~6割で購入できます。ですが、正直いまは難しい。というのも、各メーカーは年末商戦の目玉にするため、型落ち品を出し渋っている状態なのです。現在は品切れでも、年末の商戦には必ず店頭に並ぶので、そこを狙ってください」

 また、店頭での販売員は、客とのやり取りによって勧める商品を変えているのだとか。

「僕たちは営業マンですので、正直数字が欲しいんです。そこでお客様の反応で高額商品を勧めるかどうかを決めています。販売員に、いまお使いの品番や機種を聞かれたことがあると思いますが、それこそが我々のチェックポイントなのです。その質問に、品番や気に入っている点、不要に感じている機能などをハッキリ答えるお客様は、使用目的がハッキリしているので、いくら高スペックの商品を紹介したところでまったく響きません。ですが、その答えがあやふやなお客さんは、こちらがいいというものを購入いただける確立が非常に高いんです」

 言葉は悪いが、こうして高額商品を売りつけることも仕事の一環なのだとか。販売員の思惑に踊らされている消費者は、多いのかもしれない。10/28発売の週刊SPA!では「[絶対に買ってはいけない]の新基準」と題した特集を組んでいる。近々家電などの買い替え予定のある方はぜひ読んでほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!11/4・11合併号(10/28発売)

表紙の人/モーニング娘。’14

電子雑誌版も発売中!
詳細・購入はこちらから
※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める!




おすすめ記事