家電量販店・大手3社の「おもてなし力」を覆面調査。英語で意地悪な質問をしてみた結果は…
政府は東京五輪の2020年までに、年間訪日外国人の数を4000万人に増やすと発表。そんなニッポンの「英語おもてなし力」は大丈夫かを確かめるべく、抜き打ち調査を各所で実施。TOEIC860点、英語圏在住歴ありなどの記者が日本の国際化対応力を検証した。
【家電量販店】
大手B、Y、Lの3社を訪問。いずれも中国語対応はされているため、今回は英語圏の人々への対応を想定し、彼らが好んで購入するというイヤホンやホビー、カメラに照準を絞った。込み入った質問が必要となるため、家電好きのアメリカ人にも同行してもらった。
英語力 ★★
おもてなし ★★★
※5点満点
まずおもちゃ売り場の店員に「日本で購入したamiibo(対応ソフトと連動して遊べるフィギュア)を、海外のニンテンドーDSで使用できるか」という質問をすると、面倒くさそうに「ノー」。任天堂によると、amiiboは海外のDSでも使用できるのだが……。
一方、イヤホン売り場では単語を並べる程度の英語力だったが、笑顔を絶やさずにじっくりと説明してくれた。
カメラ売り場では日本人店員に声を掛けると、英語ができる中国人店員が登場。「ミラーレス一眼はミラーがないのになぜミラーの音がするのか」という意地悪な質問を日本語訳して伝えてもらうと、日本人店員は「それはメカニカルシャッターが開閉する音」と返答。しかし中国人店員はそれを英訳できず「これはこういうものなんです」という。
一部そっけない接客態度がみられたが、総合的には熱意はあったB店
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