雑学

コンビニで発売中の「あげかま」…正しい食べ方とは?

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その52 ―


 正月におせち料理を食べたが、やっぱり故郷の味が一番いいなあ。最近セブンイレブンで、宮城県の特産品、ささかまの姉妹版「あげかま」が売り出され、それを毎日食べていたのだ。

コンビニで発売中の「あげかま」…正しい食べ方とは?

高政ホームページより

 昨年暮、駒沢のセブンで、何気にかまぼこコーナーを見ていたら「あげかま」という、見慣れた文字が目に入って来た。どこで作っているんだろうと、袋の裏側を見るや、石巻の隣町、女川町の高橋商店って書いてあるじゃないか。これは、うちの高校の後輩がやっている「高政」の製品だ。まじで喜び、即座に3つも買ってしまった。味は日ごろ、食べている味と同じで感激しまくり。その後も、2日に1回は買って故郷を懐かしんでいる。

 順序良く書くと、まずは宮城の名産品から。仙台名物といったら牛タンと笹かまが有名だ。でも仙台に漁港はあったけ? ないんですよ。笹かまの元々の産地は、漁港のある塩釜や石巻だった。特にスケトウタラは、石巻漁港の水揚げが多く、かまぼこ産業が盛んなのだ。現在はいろんな事情があって、アラスカあたりから輸入してますけどね。

 だから宮城県じゃ仙台の笹かまも有名だが、味で言うなら石巻産を好む傾向がある。その石巻の笹かまは、現在有名どころが2社ある。ひとつは、これまた高校の先輩がやっている「白謙」だ。白謙は全国の三越にも卸しており、池袋のアンテナショップ、「宮城ふるさとプラザ」の売り上げ人気ナンバーワンを、ず~と維持している。一方、もうひとつが女川町の「高政」の笹かまである。どんだけ凄いかって言うと、2社の売上だけで約70億円もある。もう東証マザーズに上場できますよ。たかが笹かま屋とあなどるなかれだ。

 その笹かま、石巻市民は日頃のごはんのおかず、酒のつまみとして頻繁に食べている。ケンミンショーがあれば、必ず出てくる品物であろう。ほかのかまぼこと何が違うのか?ひとことで言えば美味しい。まず魚臭さがないのが驚きだ。加えてほんのり甘いのが特徴である。高政の場合、玉ねぎベースから甘みを出してるそうで、かすかな甘みがほんと癖になる。

 一方、あげかまの方だが、笹かまと同じような材料をさつま揚げにしたと思って下さればいい。これを従来のさつま揚げと一緒にしていいのか、よく分からないが、全く別物の味がすると思う。肉厚で通常のさつま揚げの倍ぐらいの厚みがあって、やはり噛むとほんのり甘い。

 食べ方としては電子レンジで1分ぐらい、包装袋が破れる寸前まで加熱し、熱々にして食べる。わさび醤油、あるいはポン酢でも、好みに合わせて頂いて下され。冷めててもいいが、個人的には超熱々が好きだ。

 あとラーメンや蕎麦のトッピングでもいい。以前は、田舎に帰ったときや、池袋に寄ったときに買っていたが、今は近所で買えて、凄く嬉しい。調べると、どうやら東京と神奈川の限定商品らしい。もっとエリアを広げたいが、何しろ女川で作っているから数量に限界があるんだろう。

木村和久

木村和久

 さらに人気が出て、今度は石巻地区の笹かまを、セブンで売ってくれないですかね。そこを大いに期待したい、2015年である。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦




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