「死んだら甲子園に骨を撒いて」親たちの困った遺言に家族は…
―[脱力系[親の遺言]泣き笑い報告]―
お正月やお盆など連休に帰省し、実家でテレビドラマを見ていたとき、食事をしているとき……元気な親が突拍子もなく放った遺言めいた言葉。時にそれは、ネタか!? というほど笑えたり、かと思えば妙に切なかったり。そんな親たちの迷言を集めてみた!
<納骨・散骨地編>
世間では “終活”が話題になって久しいが、SPA!世代にとってまず直面するのが親のエンディングだ。そこで日頃、親たちが口にする遺言めいた言葉を集めてみると、本気か冗談か、圧倒的に多く見られたのが散骨地の希望だ。
「母に『遺灰は家から見える茅ヶ崎の海に撒いてほしい』と言われた」(27歳・女・販売)、「『葬式もお墓もいらないからこの海へ骨を撒いて』とハワイに行くたび口にする母」(31・男・通信)といった思い出の海を望むものから、こだわりの地を指定する個性派も。
「阪神ファンの母は『私が死んだら甲子園のマウンドか、一塁ベンチ前に骨を撒いて』といつも言うのですが、ベンチ前に撒いたら高校球児に砂と一緒に持って帰られちゃいますよね(苦笑)」(32歳・女・出版)、「地元の某城で殿様姿でガイドをしていたほどの城好きな父が『オレの遺灰は○○城の天守閣から撒いてくれ』と。でも市役所勤務の姉から『それは犯罪です!』と一刀両断されていました」(28歳・女・金融)、「学生時代、琵琶湖畔で空手の稽古をしていたという父は『墓なんてバカバカしい。オレの骨は琵琶湖に撒いておけ。鱒がつついて食うから、鱒寿司が旨くなるぞ~』とマジで寿司が食べたくなくなる遺言を言い渡されました」(34歳・男・公務員)。
また、「『絶対にお父さんと同じお墓には入れないでね』、『母さんが死んだら絶対に俺と同じ墓に入れろよ』と母と父からそれぞれ違うことを言い渡されている」(35歳・男・IT)、「『お墓の中でも喧嘩しちゃうから、お父さんと同じお墓には入れないで! お葬式にも呼ばなくていいから!』というのが母の悲願。父母は一緒に暮らしているから、葬式に呼ばないのはまず無理だと思うんだけど」(39歳・女・精密機器)、「『死んでまで気を使いたくないから、実家のお墓に入れてくれ』と言われています」(36歳・女・建設)などと家庭内離婚と嫁姑バトルは墓場まで持ち越され……。「祖父と仲が良かった母から『口の部分の骨だけ、おじいちゃんたちのお墓に入れて。お墓の中でおじいちゃんたちとお喋りしたいの』って。でも口の骨ってどんな? 顎の骨? 歯?」(39歳・女・アパレル)。
兎にも角にも、あの世で心穏やかに過ごせるのならば叶えてあげたい思いではある。
イラスト/坂本千明
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