更新日:2022年08月28日 09:22
ライフ

「子宮帰れ」母親からナゾのメール、実家に帰ってみると…

お母さん、産んでくれてありがとう」。普段は照れくさくて口では言えないこともメールなら伝えやすい。それは我が母(ひろ子・63歳)にとっても同じらしい。連休中、「至急帰りなさい」という旨のLINEが送られてきたのだ。久しぶりにどうしたのだろう……。 スマホ

母親からのメール。実家に帰ってみると…

 記者自身、ここ数年は仕事が忙しかったこともあり、実家に帰る機会も少なかった。そこで今回のGWは時間を見つけて帰省してみたのだ。青春時代を過ごした部屋はやっぱり落ち着く。  ――大学生の頃。生まれて初めて出来た彼女・愛ちゃん(仮名)をこの部屋に連れてきたときだ。ほどなくして母がケーキと紅茶を持って入ってきた。「いらっしゃい、楽しんでいってね」。その数分後、さきほど実際に顔をあわせたばかりなのに、わざわざメールでこんな文面が送られてきたのだ。 「ゴムは着けなさい(はーと)」  もちろん、母の勘違い。真面目に試験勉強をしていただけなのである。ゴムってなんですか?  ともあれ、そんなことを思い出しながらまったりしていると、今回も同じ家のなかにいるにも関わらず、母からこんなメールが届いた。 「いまちちでた!」  なんのことやらサッパリ意味がわからない。乳が出た(?)。思わず聞き返すと、どうやら「いまお父さんがコンビニにタバコを買いに出て行ったから早く居間に取りにきなさい!」ということらしい。  それならば最初からそう言ってほしいものだが、判然としない。なにか急いでいるようだ。とりあえず居間に向かうと、母が神妙な面持ちで鎮座。テーブルの上にはピン札で30万円が置かれている。 「だって、こないだ連絡くれたでしょ。『オレ、仕事で失敗したからカネくれ』って。お父さんにはナイショにしておくよ」  ひろ子、それは“オレ”ではなくて、“オレオレ”だよ!(いまでも同じ詐欺手口で、実母が引っかかる寸前だったことに驚いた)。
次のページ right-delta
愛と破壊力に満ちたおかんメール集
1
2
おかんメールFinal

苦手な携帯で一生懸命(意味不明な)メールを送ってくれるのも、子どもたちが心配だから。コミュニケーションをとりたいから。ニガニガしくも温かい母の愛と破壊力は無尽蔵です。全国のおかんと子どもたちに、愛と笑いと幸あれ!

【関連キーワードから記事を探す】